ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が8月27日、日本国内におけるPlayStation 5および周辺機器の希望小売価格を改定すると発表した。
9月2日(月)より、PlayStation 5は現在の6万6980円(税込)から1万円3000円値上がりして7万9980円、DualSense ワイヤレスコントローラーは9480円から1万1480円に改定される。
同社は値上げの理由を、「昨今の世界的な経済情勢の変動などの厳しい外部環境を受け」と説明。
「今後もお客さまに最高のゲーム体験を継続的にお届けし、安定的なビジネスを運営し続けていくため、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます」と呼びかけている。
PlayStation 5および周辺機器の現在の価格と改定後の価格
価格改定前後の価格表(現在の価格はソニーストアを参照)
「PlayStation 5」
6万6980円→7万9980円
「PlayStation 5 デジタル・エディション」
5万9980円→7万2980円
「PlayStation 5 DualSense ワイヤレスコントローラー ダブルパック」
7万4980円→8万9980円
「PlayStation 5 デジタル・エディション ワイヤレスコントローラー ダブルパック」
6万7980円→8万2980円
「DualSense ワイヤレスコントローラー(ホワイト、ミッドナイト ブラック)」
9480円→1万1480円
「DualSense ワイヤレスコントローラー(コズミック レッド、ノヴァ ピンク、ギャラクティック パープル、スターライト ブルー、グレー カモフラージュ)」
9980円→1万1480円
「DualSense ワイヤレスコントローラー(ヴォルカニック レッド、スターリング シルバー、コバルト ブルー)」
9980円→1万1980円
「PlayStation Portal リモートプレーヤー」
2万9981円→3万4980円
「PULSE Explore ワイヤレスイヤホン」
2万9981円→3万4980円
「PULSE Elite ワイヤレスヘッドセット」
1万8981円→2万2980円
「DualSense Edge ワイヤレスコントローラー」
2万9981円→3万4980円
「PlayStation VR2」
7万4980円→8万9980円
「PlayStation VR2 “Horizon Call of the Mountain” 同梱版」
7万9980円→9万4980円
値上げが発表された直後から、SNS上では「〇〇の店にはあった」「〇〇ではもう完売していた」などの報告が相次いでいる。
新価格となる9月2日までに購入を急ごうとするユーザーも多そうだ。
マイクロソフトのXboxも8月に価格を改定したばかり
地球温暖化による天候不順、原材料価格の高騰、人件費やエネルギーコストの上昇、ドル高円安など複数の要因が重なり、近年は様々な領域で値上げが続いている。
顕著なのが飲食関連で、そのほかにもAmazonの有料会員サービス「Amazonプライム」や、YouTubeの「YouTube Premium」といったサブスクリプションサービスにも及ぶ。
ゲーム業界でも価格改定はたびたび行われており、ソニー・インタラクティブエンタテインメントは今回を合わせて、PlayStation 5本体の値上げを3度実施(最初が2022年9月、2度目が2023年11月)。2020年11月の発売当初は5万4978円で購入できた。
また、8月15日にはXbox Series XおよびXbox Series Sも日本国内における価格を改定。発売元の日本マイクロソフトはXbox Series Xで7000円、Xbox Series S(512GB)で6600円、Xbox Series S(1TB)で5000円の値上げを実施。
現在Xbox Series Xは6万6978円、Xbox Series S(1TB)は4万9978円、Xbox Series S(512GB)は4万4578円で発売されている。
一度も値上げしていない任天堂のNintendo Switch
ゲームハードの値上げが続く中、異色なのが任天堂から2017年3月3日に発売されたNintendo Switch(3万2978円)だ。
有機ELモデル(3万7980円)およびLite(2万1978円)も含めて、発売後一度も値上げが行われていない。
2024年中には後継機の発表を予定しており、今になって値上げを行う必要性も薄いため、一度も価格改定をしないまま新ハードにバトンタッチするという理想的な流れを辿りそうだ。
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