石川 珠洲市の同人誌印刷会社が地震の被害に 同業他社が有志で支援

石川 珠洲市の同人誌印刷会社が地震の被害に 同業他社が有志で支援
石川 珠洲市の同人誌印刷会社が地震の被害に 同業他社が有志で支援

「令和6年能登半島地震」によるスズトウシャドウ印刷の被害状況/画像は公式Xより

石川県珠洲市の印刷会社・スズトウシャドウ印刷が、1月1日に発生した令和6年能登半島地震を受け、被害状況を1月2日に発表した。

公式Xの投稿によれば、スタッフ数人の安否が確認されていないという。

社内設備に関しては、社屋は無事だったものの、機械の位置ズレや倒壊による故障、紙の倒壊など深刻なダメージを受けており、復旧には時間を要するとしている。

完成していた印刷物も配送できず「お詫びの言葉もございません」

スズトウシャドウ印刷によれば、停電によって端末や電話は使用できず、水道も断水、運送会社は荷受け停止、道路は通行止めの状況にあり、既に完成していた印刷物も配送できない状況であるとのこと。 「弊社にご予約・ご入稿いただいたサークル様にはお詫びの言葉もございません」と、スズトウシャドウ印刷の運営は無念の言葉を残している。

令和6年能登半島地震 珠洲市は「壊滅的な被害」

1月1日16時10分ごろ石川県能登地方を震源に発生した、マグニチュード7.6、最大震度7の地震(令和6年能登半島地震)。

被災地域では、地震や津波による建物の倒壊や火災が起きており、余震も続いている。

NHKニュースなどの報道(外部リンク)によれば、スズトウシャドウ印刷のある石川県珠洲市の泉谷満寿裕市長は、市内の現状について「壊滅的な被害」と述べている。

「日本同人誌印刷業組合」加盟企業がスズトウシャドウ印刷に有志で協力

こうしたスズトウシャドウ印刷の状況を受け、日本同人誌印刷業組合に加盟する複数の印刷会社が声明を発表。

被災したスズトウシャドウ印刷に入稿予定だった、あるいは入稿したものの納品が困難と連絡を受けた利用者に対し、有志で依頼を引き受けるとした。 直近では、1月7日(日)に開催される「COMIC CITY大阪125」に合わせた入稿について、各社がそれぞれのSNSアカウントで対応を発表。

詳細は、スズトウシャドウ印刷公式Xの投稿へのリプライや引用RP、ハッシュタグ「#日本同人誌印刷業組合外部リンク)」を受けた投稿などで確認できる。

仕様や金額、注文方法などは印刷会社ごとに異なる。なお、被災に際してスズトウシャドウ印刷は、通信が不安定な状況にあるほか、注文の際には各社のSNSの投稿や公式サイトの確認が必要となる。

【写真】スズトウシャドウ印刷の能登半島地震による被害状況
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