ゲーム音楽はナムコから始まった 『パックマン』から歴史を紐解く書籍刊行

ゲーム音楽はナムコから始まった 『パックマン』から歴史を紐解く書籍刊行
ゲーム音楽はナムコから始まった 『パックマン』から歴史を紐解く書籍刊行

『ナムコはいかにして世界を変えたのか──ゲーム音楽の誕生』表紙

ゲーム音楽の誕生から今日に至るまでを追った書籍『ナムコはいかにして世界を変えたのか──ゲーム音楽の誕生』(Pヴァイン)が、8月29日(火)に発売された。

書籍では、今では世界的に親しまれるゲーム音楽の歴史を、『パックマン』『ギャラクシアン』『ゼビウス』『マッピー』などナムコ発の作品を通して紐解いていく。“

価格は2475円(税込)で、Amazonほかで購入可能だ。

ゲーム音楽を語る上で欠かせないナムコ作品

ボカロP・sasakure.UKによる『パックマン』40周年記念アレンジ楽曲「PAC-MAN NEVA PAX!!」
本書の著者は、ゲームセンターの元店長であり、ゲームメディアを中心に活動するフリーライター・鴫原盛之さん。主な著書に『ファミダス ファミコン裏技編』『ゲーム職人 第1集』などがある。

ゲーム業界に精通した鴫原さんが今回着目したのは、ナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)から発売された作品たちだ。

ナムコを代表する『パックマン』『ギャラクシアン』などのゲームは、1970〜80年代にアーケードゲームとして登場したもの。当時のゲームにはいわゆるゲーム音楽は存在せず、効果音のみで構成されていた。

多くの取材や証言をもとに、効果音からゲーム音楽への変遷や、先駆者たちの試行錯誤を探り出す一冊となっている。

ゲームとともに進化し続ける「ゲーム音楽」

『テイルズオブ』シリーズのゲーム音楽
今日までに『スーパーマリオブラザース』の「地上BGM」や、『ドラゴンクエスト』シリーズの「序曲」といった、世代を超えて愛されるゲーム音楽が誕生している。

今や「ゲーム音楽が良いから」という理由でゲームの購入に踏み切る人も珍しくなく、ゲームにとって音楽は必要不可欠な存在となっているのだ。

また、ゲームハードの進化に比例してクオリティが高くなるゲーム音楽は、あまりの壮大さに演奏会が開催されるまでに至った。
『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』ゲーム音楽のコンサート
日本独自のゲーム音楽市場が形成されていく中で、あまり掘り下げられてこなかったゲーム音楽の歴史について、本書を通じて振り返ってみてはどうだろうか。
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注目の書籍情報

書籍情報

『ナムコはいかにして世界を変えたのか──ゲーム音楽の誕生』

出版社
Pヴァイン
発売日
2023年8月29日(火)
単行本(ソフトカバー)
256ページ
ISBN-10
4910511555
ISBN-13
978-4910511559
寸法
1.75 x 12.8 x 18.8 cm

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