胡桃のあ、HIKAKINをチャンピオンに導く
人気YouTuber・HIKAKIN(ヒカキン)さんが所属している大手YouTuber事務所・UUUMは、2021年に入ってから『Apex Legends』のカジュアル大会「えぺまつり」を主催している。様々なシーンから人気クリエイター、実況者、プロゲーマー、ストリーマーやVTuberが参加し、活況を呈するネットカルチャーシーンの担い手を一手に集めたかのような大型カジュアル大会だ。
そんな「えぺまつり」で気になるのは「誰がUUUMを代表するYouTuberのHIKAKINさんと同じチームになるのか?」ということ。
過去の「えぺまつり」でHIKAKINさんと同じチームに選ばれた面々は、釈迦さん、SPYGEAさん(第1回本戦)、StylishNoob(関優太)さん、Masuoさん(第1回スピンオフ大会)、渋谷ハルさん、葛葉さん(第2回本戦)、V.I.Pさん、YukaFさん(第2回スピンオフ大会)と錚々たるメンバー。人気/実力を併せ持ったスーパーな存在でないと、要人の護衛は務まらない。
3人が初めて顔合わせた配信では最初はへりくだった対応をしていたが、徐々に訛りぎみな口調とキレあるツッコミ力で、だるまさんと共にトークを盛り上げていく。また、ゲーム中は周囲をよく見て状況判断・指示を飛ばすIGL役となり、「ドエライ緊張する(本人談)」なかでも自分の持ち味をハッキリと発揮していた。
大会前の準備カスタムではどの試合も1位を取ることができなかったが、大会本番では見事に一つの試合で1位を獲得(最終結果は6位)。「HIKAKINの護衛」どころか「HIKAKINをチャンピオンにする」という最上級の結果をもたらすことになった。
ちなみに胡桃のあさんの母親は、彼女がヒカキンさんとともに配信をしている横で写真と動画撮影するほどに大熱狂。後日、胡桃のあさんは「ヒカキンさんとのコラボでお母さんにチャンネル登録された。たぶん配信を見られている」と告白している。
英リサ、大型企画の『Fall Guys』で意外な才を発揮
配信活動においてゲームスキルやトーク力で配信を盛り上げる日々を過ごす中で、同じくらい重要になるのは、大舞台でも臆さない精神面の強さ、そしてその日のツキをしっかり逃さないことではないだろうか。2022年に入ってFPS~ストリーマーを中心に開催されるカジュアル大会は徐々にバラエティが富むようになった。『Apex Legends』のサーバー不調などもあり、同タイトル以外にも多くのゲームを使用した大会も現れるようになった。
4人目に紹介するのは、大人数パーティゲーム『Falll Guys: Ultimate Knockout』を得意(?)とする英リサさんだ。
2回連続でファイナリストとなり、低調気味だった味方チームに大量得点をもたらして大盛り上がりとなった。
「世界大会出てたでしょ!?」「もしかしてプロやってた!?」「すみませんCR(Crazy Racoon)入りませんか?」とチームメイトから称賛の嵐をうけ、大会MVPまでも獲得してしまった(外部リンク)。
ファイナルラウンドの緊迫した空間、チームメイトの橘ひなのさんとストリーマー・Kamitoさんが緊張の色を滲ませているなか、「(残り)30秒になるまで、あんまり動かなくていい」「水飲むわ」と水をゴクリと一口飲むと、流れを上手く読み切って見事に1位を獲得。チームを総合2位まで大きく躍進させた。
『Fall Guys』で意外な才能を発揮するだけでなく、落ち着き払った言動でムードを好転させようとする。ゲーマー集団「ぶいすぽっ!」のヤバさを見せつけたハイライトといえるだろう。
FPS強者・花芽すみれ『VALORANT』珍プレイで笑いを届ける
「ゲームに本気で取り組むメンバーが集まってe-Sports の良さを広げていく」その目標を叶えるために、「ぶいすぽっ!」のメンバーたちは多くの大会で優秀な成績をおさめるだけではなく、ゲーム実況という一つのエンタメとしてバッチリな内容で笑いも届けてくれる。
「ゲームに本気で取り組むメンバー」たちが揃っていると言えども、どんなゲームでも巧みにというわけにもいかず、上達するまでに辛酸をなめることも多い。特に、話題の新作FPSゲームであればなおのこと。
花芽すみれさんは、2018年10月にデビューして以来、『PUBG』『Apex Legends』で卓越したプレイングを見せつけ、活動初期はクール目な性格でファンを増やしていた。
現在は、ゲーム中のできごとやリスナーなどに対してズレた言動を随所に見せており、不思議&おバカキャラとしてファンダムを築いている。FPS強者とズレた感性というギャップが凄まじい。
彼女が苦戦したゲームとして『VALORANT』を思い出すファンは多いはず。決してヘタなわけではないが、『VALORANT』の配信をしているときの花芽すみれさんは、いつもの「FPS強者」ではなく「珍プレイ開発マシーン」というイメージが強い。
好プレーを観たい視聴者もたくさんいる中で、珍プレーも生みだして笑わせてしまうのもまた才能であり、重要な要素。様々な一面でファンを惹きつける花芽すみれさんの配信は、エンターテインメントとして最良のバランスなのかもしれない。
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