社会秩序を乱す“ポケカバブル”の実態──ナンジャモ巡り警察も出動

新たな拡張パックが発売される度、カードの高騰や在庫僅少で入手の困難さが話題になっている『ポケモンカードゲーム』。

4月14日に発売された「クレイバースト」「スノーハザード」の盛り上がりは、ここ最近でも特に凄まじいものでした。

今回、GOTCHA!取材班は秋葉原の『ポケモンカードゲーム』専門店に潜入。

店長や並んでいる人々に、『ポケモンカードゲーム』の盛り上がりについてインタビューしました。

秋葉原の各所に行列が、社会現象級の熱狂

当日朝、取材陣が秋葉原に着いたころには、街の各所に行列ができていました。

通りを一本挟んだらまた別の列ができていて、並んでいる人は全員「『ポケモンカードゲーム』の新パックを買う」という共通の目的のために集まっています。

今この時間、この光景は秋葉原だけではなく日本の各所に広がっているんだと思うと、「この盛り上がりは社会現象なんだ」という実感が増したのを覚えています。

『ポケモンカードゲーム』を求めた人々による長蛇の列/編集部撮影

その後、昨晩の深夜から並んでいるという人たちに話を聞いていると、14日の0時半から徹夜で並び始めた人でも202番目だったとのこと。

そうこうしているとあまりの人の集まりに警察が登場。筆者も「これってなんの列ですか?」と警官に聞かれるなど、現場の空気はさらに緊迫したものになりました。

あまりに人が集まったため、警察が出動/編集部撮影

カード1枚30万円、異例のバブルにショップはどう向き合う?

今回発売された「クレイバースト」「スノーハザード」は、人気キャラクター・ナンジャモが初めてカード化されることもあり、発売前からかなりの注目を集めていました。 『ポケモンカードゲーム』では、これまでも人気キャラクターが登場するたびにカード価格が高騰。さらに《ナンジャモ》はカードとしても性能が高いため、ユーザー全体として「このカードは高くなる」という意識が高まっていました。

その結果、取材で訪れたポケモンカード専門店・晴れる屋2で4月13日に行われた深夜販売では、《ナンジャモ》のSAR(スペシャルアートレア)版に初動価格としては異例の30万円以上もの値段が付いたとのこと

今回、なぜこれほどまでの熱狂が生まれたのかを語るとり店長さん

カード1枚に20代の平均月収以上の値段が付くとあって、4月13日の深夜から14日にかけて、SNS上ではカードを求めた人々による小競り合いやトラブルの報告が続出。

『ポケモンカードゲーム』公式も商品が行き届いていない状況を謝罪するという事態になりました。 今回の取材でも、晴れる屋2の前に並んだ人たちの間でトラブルが起きかけていたことも語られています。

実際に深夜に並んでいた人々は、この熱狂をどう感じていたのか? 店舗はこのバブルにどう向き合っていくのか? 熱狂の中で聞いた当事者たちの声は、ぜひ動画でチェックしてください。
【ポケカ】SAR《ナンジャモ》で秩序崩壊──警察も出動…専門店の見解は?

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