ZETA DIVISION、ファンの出待ちに声明 オフィスに退去命令が出る可能性も

ZETA DIVISION、ファンの出待ちに声明 オフィスに退去命令が出る可能性も
ZETA DIVISION、ファンの出待ちに声明 オフィスに退去命令が出る可能性も

ZETA DIVISION/画像は公式サイトより

プロe-Sportsチーム・ZETA DIVISIONが2月5日、一部ファンの出待ち行為に関して声明を発表した(外部リンク)。

ZETA DIVISIONでは現在、タクティカルFPS『VALORANT』部門の選手たちが、2月13日にブラジルで開催される世界大会「2023 VALORANT Champions Tour 2023: LOCK//IN São Paulo」に向け、自社のオフィスでブートキャンプを行っている。

今回の声明では、ブートキャンプ中にオフィス周辺で長時間の出待ちを行う人が現れており、近隣住民や建物の管理会社からZETA DIVISIONに苦情が寄せられていることが明かされた。

ZETA DIVISIONは、このままでは管理会社から退去命令が出される可能性もあることに触れつつ「公共の場で弊社所属メンバーをお待ちになる行為はご遠慮いただきますようお願い申し上げます」としている。

2022年は『VALORANT』部門の活躍が目覚ましかったZETA DIVISION

ZETA DIVISIONは、GANYMEDEが運営するプロゲーミングチーム。

現在は、『Fortnite』や『Identity V(第五人格)』、『大乱闘スマッシュブラザーズ』といったタイトルのプロチームに加え、ストリーマーなどプロゲーマー以外のクリエイターも所属。計8つの部門を抱えている。

近年は特に、男女それぞれのチームと、次世代を担うプレイヤーたちが所属する「ACADEMY」の3チームを擁し、『VALORANT』の競技シーンで活躍。

2022年に行われた世界大会では、日本代表として出場した男性チームが、最下位候補という下馬評を覆し世界3位となった。 そういった日本コミュニティの盛り上がりが評価され、6月に開催される『VALORANT』の国際大会「VCT Masters 2023」は日本での開催が決定。『VALORANT』国内シーンの成長が高い注目を集めている。

ゲーム以外での活躍も広がるZETA DIVISION

ZETA DIVISIONは公式サイトにて「eスポーツチームの枠を超え新たなカルチャーを生み出し続けるリーディングブランド」として紹介され、2022年には『VALORANT』部門の選手たちが女性誌『anan』に登場。

また同年、NIKEの新作スニーカーにZETA DIVISION所属のDepさんとta1yoさんがモデルとして起用された。 さらに、ファッション・カルチャーマガジンの『NYLON JAPAN』が選ぶ2023年にプッシュしたいフレッシュな著名人「NYLONSNEXT2023」のe-Sports部門に『VALORANT』部門のLazさんが選ばれたりと、その影響力は徐々にゲーム業界の外にも広がっている。

加熱する人気の裏で誹謗中傷も増加

高い注目度の一方で、その人気がもたらした弊害は、今回の一部ファンの出待ち行為だけではない。

クリエイターやスタッフへの誹謗中傷も寄せられており、ZETA DIVISIONは昨年、2度に渡って声明を発表。すでに開示請求が認められているケースもあり、悪質性の高い加害者に対しては刑事告訴を行っていくことを明言している。

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