「KAI-YOUがコミケで頒布される本で言及されているっぽい!」
実は、KAI-YOUという組織・メディアは同人活動をその起源に持っている。
即売会で冊子を頒布していたのはもう10年以上前のことなので、現在の同人シーンからは参照される機会はすっかり少なくなっているが、そういう出自があるため、商業媒体で取り上げられるとは違った感慨がある(嬉しい!)。
そんな個人的な思いもあり、『僕らのインディーアニメ史観』の執筆・頒布を行ったとびたさんにお話を聞きに、12月30日、冬の「コミックマーケット」へ足を運んだ。
そんなインディーアニメの歴史を個人の立場から記録した冊子が、とびたさんが執筆を行った『僕らのインディーアニメ史観』だ。 こむぎこ2000さんの登場と彼のアクティブな活動によって、一気に個人クリエイターによるアニメ作品のネット投稿は普及するようになったが、とびたさんはその以前からインディーアニメの文化を追っていたという。
「僕自身は、インディーアニメの作品や作家を紹介・発掘するという活動をTwitterでやっていました。ただ、実際に盛り上がりは感じるものの、テキストで体系を立てて『記録』されることがあまりなかったんです」
現在、「#indie_anime」はTwitterというプラットフォームの特性上、一覧性を保ったままアーカイブされることがない。もちろん、データベースなども存在しない(それについては、インディーアニメのプラットフォームを開発しよう、という動きが実際に起きている(外部リンク))。
そんな中で、KAI-YOUは「#indie_anime」をいち早く紹介し、企画を行ったメディアとして紹介されている。
とびたさんはまだ学生。アニメに関する勉強を行っているわけでもなく、個人的な研究からこの冊子を書き上げたという。また、執筆を行うだけでなく、株式会社ブシロードムーブや株式会社Onakamaなどの企業からの協賛も自らお願いしに行き、実現することができたという。
『僕らのインディーアニメ史観』は開催前からSNS上で話題となっており、我々が到着した11時過ぎにはもう完売。取材中にも、冊子を求めるグループが何組か後に続いていた。
とびたさん曰く「今回は売り切れとなってしまいましたが、『インディーアニメ史観』は後日通販でも手に入るように対応していきたいと思っています」とのこと。詳細が発表され次第、続報を行いたい。
実は、KAI-YOUという組織・メディアは同人活動をその起源に持っている。
即売会で冊子を頒布していたのはもう10年以上前のことなので、現在の同人シーンからは参照される機会はすっかり少なくなっているが、そういう出自があるため、商業媒体で取り上げられるとは違った感慨がある(嬉しい!)。
そんな個人的な思いもあり、『僕らのインディーアニメ史観』の執筆・頒布を行ったとびたさんにお話を聞きに、12月30日、冬の「コミックマーケット」へ足を運んだ。
インディーアニメのこれまでを「歴史」に
Twitterのハッシュタグ「#indie_anime」を知っているだろうか。アニメーション作家・こむぎこ2000さんが主宰する、個人クリエイターたちによるインディーアニメの運動だ。 「#indie_anime」で活動を行うクリエイターが、MVやCMなどの商業シーンで起用されるケースも実際にあり、TVアニメづくりだけではない、アニメーターの新たな活躍の場となっている。そんなインディーアニメの歴史を個人の立場から記録した冊子が、とびたさんが執筆を行った『僕らのインディーアニメ史観』だ。 こむぎこ2000さんの登場と彼のアクティブな活動によって、一気に個人クリエイターによるアニメ作品のネット投稿は普及するようになったが、とびたさんはその以前からインディーアニメの文化を追っていたという。
「僕自身は、インディーアニメの作品や作家を紹介・発掘するという活動をTwitterでやっていました。ただ、実際に盛り上がりは感じるものの、テキストで体系を立てて『記録』されることがあまりなかったんです」
現在、「#indie_anime」はTwitterというプラットフォームの特性上、一覧性を保ったままアーカイブされることがない。もちろん、データベースなども存在しない(それについては、インディーアニメのプラットフォームを開発しよう、という動きが実際に起きている(外部リンク))。
アニメ関係企業の協賛も自らお願いに
本書では様々なクリエイターや作品が参照されている──2000年代の新海誠から、ニコニコ動画で活躍した南方研究所、商業シーンでもインパクトを残した宇木敦哉など、多岐に渡る。それを体系的に紹介することでインディーアニメの「歴史観」を記録できないか、という試みが行われている。そんな中で、KAI-YOUは「#indie_anime」をいち早く紹介し、企画を行ったメディアとして紹介されている。
とびたさんはまだ学生。アニメに関する勉強を行っているわけでもなく、個人的な研究からこの冊子を書き上げたという。また、執筆を行うだけでなく、株式会社ブシロードムーブや株式会社Onakamaなどの企業からの協賛も自らお願いしに行き、実現することができたという。
コミケも初出展とのことだが、そのフットワークや広がりも含め、文章以外からも確かな手腕を感じさせる。【協賛紹介】
— とびた / c101 (金) 東 リ-11a (@anime_Tobita) December 16, 2022
同人誌に賛同してくださった方々を掲載します!
ありがとうございました
■Hashtag Animation Fes@HashtagAnimeFes
■株式会社Onakama@hammm03164
■株式会社ブシロードムーブ@BushiroadMove
■indie_anime@indie_anime
■Anitopia@anitopia_me
■スティッチ@enter_strategy
『僕らのインディーアニメ史観』は開催前からSNS上で話題となっており、我々が到着した11時過ぎにはもう完売。取材中にも、冊子を求めるグループが何組か後に続いていた。
とびたさん曰く「今回は売り切れとなってしまいましたが、『インディーアニメ史観』は後日通販でも手に入るように対応していきたいと思っています」とのこと。詳細が発表され次第、続報を行いたい。
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連載
2022年12月30日(金)・31日(土)の2日間にわたって東京ビッグサイトの東・西・南展示棟(サークル・企業ブース)で開催される「コミックマーケット101」(C101)を特集。
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