redjuiceさんが2021年より制作を進めている書き下ろしのオリジナルライン「GIRLS FROM HELL」をはじめ、これまでに発表した作品からピックアップしたイラストなどが合わせて約50点が展示されている。
最新の表現方法を操るイラストレーター・redjuice
redjuiceさんは2007年にイラストレーターとしてデビュー。クリエイターユニット・supercellでの活動から頭角を表し、音楽グループ・EGOISTへのイラスト提供や様々なプロジェクトのキャラクターデザインなどで知られている。近年では、ホロライブEnglish所属のバーチャルYouTuber(VTuber)・IRyS(アイリス)さんのキャラクターデザインを担当するなど、様々な分野で活躍。
3DCGが今よりも個人クリエイターに普及する遥か以前より、イラストレーションに3DCGを積極的に取り入れ、現在ではイラストシーンでも賛否両論となっているイラスト自動生成AIを用いた表現方法も提案するなど、イラスト表現とテクノロジーの可能性を模索する作家というイメージもある。
今回の展覧会についても、キヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF GPシリーズ」を用いたテストプリントが企画の発端にあるという。AI(Midjourney)と仲良くする事例な pic.twitter.com/2rvVsgBOcK
— redjuice@THE FORBIDDEN GARDEN 開催中 (@shiru) October 11, 2022
redjuice「画面で見た時とは違う別の印象を感じてもらえたら」
また、redjuiceさんは開催中の個展の見どころをpixiv FANBOXにて紹介している(外部リンク)。redjuiceさん コメント
僕は作品を基本的にRGBでしか描きませんし、そもそもプリント出力ってあまり気にしてこなかったんですよね。だけど、2017年に「DreamLabo5000」を紹介いただいた際、印刷出力の可能性を感じたというか、今まで半ば諦めていた部分だっただけに、ものすごくワクワクしたんですよ。
結果「INORI」というDreamLabo5000で出力した画集を作らせてもらったり、個展を開かせてもらったりしたのですが、以降印刷技術の進化には着目し続けています。
今回の個展は、新たにimagePROGRAF GPシリーズという大判プリンターをご紹介いただき、そのテストプリントをさせていただいたところが始まりです。
DreamLabo5000同様、色調が細部まで細かく再現できているのはもちろん、imagePROGRAF GPシリーズの特徴でもある”蛍光ピンク”をうまく使うと、色彩に深みを出せるだけじゃなく、もっと面白いことできるんじゃないかと感じたのがきっかけですね。
なので、デジタルデータ(モニターの見栄え)の再現を目指すというよりは、印刷出力だからこそ出せる魅力的なものがだせたら良いなと、サンプル出力を繰り返しつつ全てのデータを再調整しています。
書き下ろし以外の作品もたくさん展示しますので、画面で見た時とは違う別の印象を感じてもらえたら嬉しいなと思います。
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展覧会情報
redjuice個展「THE FORBIDDEN GARDEN」
- 会期
- 2022年12月2日(金)~2023年1月10日(火)
- 時間
- 10時~17時30分
- 会場
- キヤノンオープンギャラリー2(品川)
※ 日曜・祝日休館
年末年始 2022年12月29日(木)~2023年1月4日(水)休館
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