「大乱闘スマッシュブラザーズ」世界最大級の非公式コミュニティ大会「Smash World Tour」(略称:SWT)運営が、決勝大会となる第2回「Smash World Tour Championships」および2023年度のツアー開催を中止することを発表した。
決勝大会は12月8日(木)から11日(日)に開催予定だった。間近に迫る中での中止発表に、世界各国の「大乱闘スマッシュブラザーズ」のプレイヤーの中で大きな波紋が広がっている。
中止理由について運営は、「何の前触れもなく、任天堂から運営中止の通達が届きました」と説明。中止によって「何十万ドルもの損害」を受けるとしている。
「Smash World Tour」運営は、今回の事態に至った経緯と今後の対応を綴った2万字を超える声明文をテキストプラットフォーム・Mediumで公開。
任天堂とのやり取りと共に、同社とパートナーシップを締結し、公式ライセンスの下「大乱闘スマッシュブラザーズ」のコミュニティ大会を運営するPanda Global社のCEO・Alan Bunneyさんから妨害を受けていたことを明かした。
本記事ではその中から、主に任天堂とのやり取りに関わる部分を要約してまとめている。「Smash World Tour 2022」のティザー動画
「Smash World Tour」は、Nintendo Switch用ソフト『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』およびニンテンドー ゲームキューブ用ソフト『大乱闘スマッシュブラザーズDX』の2タイトルで開催される非公式コミュニティ大会。
2022年度は、3月18日から11月20日まで世界各地でサーキット大会が行われ、そこで獲得したポイントを元に上位選手らが、アメリカ・テキサス州サン・アントニオで開催される決勝大会「Smash World Tour Championships」で対戦する予定だった。
「Smash World Tour」運営によれば、2022年度のサーキット大会だけでも「世界中で6400以上のイベントを繋ぎ、32万5千人以上の参加者がおり、『Smash World Tour』はあらゆるゲームタイトルの歴史の中で史上最大のe-Sportsツアーとなった」としている。
2022年度の賞金総額は、「大乱闘スマッシュブラザーズ」史上最大という25万ドル以上。2023年度のツアーでは「35万ドル以上の賞金」を予定していたという。
「Smash World Tour」運営に対して任天堂側から連絡があり、「一緒に仕事をすることに興味があるかどうか、ライセンス取得を目指すか」という問い合わせがあったとのこと。
それを受け、「Smash World Tour」運営は2022年度のツアー発表前に公式ライセンスを取得することを目指し、12月から任天堂側と話し合いを行ったという。
しかし、その最中でPanda Global社のCEO・Alan Bunneyさんが、「Smash World Tour」へ参加しうる世界各地の大会主催者に対して、「『Smash World Tour』は中止となり、2022年度には開催されない」とリークするという妨害工作を行っていたことが判明。
これに関して「Smash World Tour」運営は任天堂側に直接抗議。任天堂側は当初「任天堂はゲーム改造に関するIP侵害の防止のみを考えており、『Smash World Tour』のライセンス取得却下は考えていない」「Panda Global社が締結したライセンスは独占的なものではない」と説明していたという。
決勝大会は12月8日(木)から11日(日)に開催予定だった。間近に迫る中での中止発表に、世界各国の「大乱闘スマッシュブラザーズ」のプレイヤーの中で大きな波紋が広がっている。
中止理由について運営は、「何の前触れもなく、任天堂から運営中止の通達が届きました」と説明。中止によって「何十万ドルもの損害」を受けるとしている。
「Smash World Tour」運営は、今回の事態に至った経緯と今後の対応を綴った2万字を超える声明文をテキストプラットフォーム・Mediumで公開。
任天堂とのやり取りと共に、同社とパートナーシップを締結し、公式ライセンスの下「大乱闘スマッシュブラザーズ」のコミュニティ大会を運営するPanda Global社のCEO・Alan Bunneyさんから妨害を受けていたことを明かした。
本記事ではその中から、主に任天堂とのやり取りに関わる部分を要約してまとめている。
賞金総額25万ドル以上 史上最大級の「スマブラ」大会
2022年度は、3月18日から11月20日まで世界各地でサーキット大会が行われ、そこで獲得したポイントを元に上位選手らが、アメリカ・テキサス州サン・アントニオで開催される決勝大会「Smash World Tour Championships」で対戦する予定だった。
「Smash World Tour」運営によれば、2022年度のサーキット大会だけでも「世界中で6400以上のイベントを繋ぎ、32万5千人以上の参加者がおり、『Smash World Tour』はあらゆるゲームタイトルの歴史の中で史上最大のe-Sportsツアーとなった」としている。
2022年度の賞金総額は、「大乱闘スマッシュブラザーズ」史上最大という25万ドル以上。2023年度のツアーでは「35万ドル以上の賞金」を予定していたという。
任天堂が「Smash World Tour」運営にライセンス取得を打診
声明文によれば、事の発端となったのは任天堂とPanda Globalのパートナーシップ締結が発表された2021年11月(外部リンク)。「Smash World Tour」運営に対して任天堂側から連絡があり、「一緒に仕事をすることに興味があるかどうか、ライセンス取得を目指すか」という問い合わせがあったとのこと。
それを受け、「Smash World Tour」運営は2022年度のツアー発表前に公式ライセンスを取得することを目指し、12月から任天堂側と話し合いを行ったという。
しかし、その最中でPanda Global社のCEO・Alan Bunneyさんが、「Smash World Tour」へ参加しうる世界各地の大会主催者に対して、「『Smash World Tour』は中止となり、2022年度には開催されない」とリークするという妨害工作を行っていたことが判明。
これに関して「Smash World Tour」運営は任天堂側に直接抗議。任天堂側は当初「任天堂はゲーム改造に関するIP侵害の防止のみを考えており、『Smash World Tour』のライセンス取得却下は考えていない」「Panda Global社が締結したライセンスは独占的なものではない」と説明していたという。
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3件のコメント
匿名ハッコウくん(ID:6266)
そもそもアプデ終わって弱体化すり抜けた後期DLC組が強いバランス崩壊のオワコンゲームにこんな大型大会不要だろ
匿名ハッコウくん(ID:6263)
それが理由なら任天堂側に利益をもたらせなかった大会運営の力不足で至極当然の判断でしょ
ボランティアでゲーム開発してるわけじゃねぇんだぞ
匿名ハッコウくん(ID:6261)
任天堂が噛んで、お金儲けできなかったから拒否したんでしょどーせ