東大発の知識集団・QuizKnockが1月2日、KADOKAWAが運営するマルチ・チャンネル・ネットワーク「CSP(クリエイターサポートプログラム)」に加入したことを発表した。
これによりQuizKnockは、「CSP」が包括的許諾契約を結んでいる任天堂やカプコン(CAPCOM)などのゲームタイトルの実況動画を投稿できるようになる。
第1弾として、QuizKnockのサブチャンネル「GameKnack」では、Nintendo Switch用ソフト『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL(略称・スマブラSP)』関連の動画が2本公開されている。
著作物の二次利用の管理・収益配分サービス「CSP」
CSPは、2022年3月にスタートした、著作物(IP)の二次利用の管理・収益分配を可能にするマルチ・チャンネル・ネットワーク(動画投稿者のマネジメントやクリエイティブのサポートをする組織)。
クリエイターがYouTubeなどのコンテンツに、ゲーム・アニメ・漫画・音楽といった他社の著作物を二次利用できるようにサポートし、収益化を可能にする。
逆に、クリエイターはCSPに加入することで、自身の著作物の二次利用(切り抜き含む)の管理・収益分配もできるようになる。
またCSPは、マルチチャンネルネットワーク事業者として、参加クリエイターに対しYouTubeの最新アップデート情報の提供、KADOKAWAグループの他事業との連携や、企業タイアップ案件の企画といったサポートも行っている。
「GameKnackもどんどんいろんなゲームをやっていければ」
現在、任天堂やカプコンなどの大手ゲーム会社は、ゲーム実況配信・動画向けに著作物利用のガイドラインを公開している。
しかし、その対象は個人のクリエイターであり、QuizKnockのような法人などの団体は対象外となっている。
今回CSPへの加入により、同サービスが包括的許諾契約を結んでいるゲームタイトルが実況できるようになったことに関して、GameKnackのプロデューサー・かめたPも『スマブラSP』の実況動画内で言及。
「プレイできるゲームを広げていきつつ、GameKnackもどんどんいろんなゲームをやっていければ」と、今後のチャンネルの運営方針を語っている。
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