知的エンタメ集団・QuizKnockが8月、高校生以下の学生を対象とした競技クイズ大会「ハイスクールクイズバトル WHAT 2025(以下、WHAT)」を開催した。
「WHAT」は、日本全国の中高生たちの知力と精神力が激突するオープン大会。
クイズ経験者から初心者まで幅広く歓迎し、参加費無料とすることで、中高生が挑戦しやすい環境を整えている。結果、4回目の開催となった本大会には、全国から過去最多となる2,278名が参加した。
今回は、初日を勝ち抜いた若きクイズ強者30名たちによる熱戦、そして大会後の伊沢拓司さんらへの囲み取材の模様をお届けする。
取材:都築陵佑
QuizKnock主催「ハイスクールクイズバトル WHAT」とは
「ハイスクールクイズバトル WHAT」は、全国の高校生以下(中学生や小学生を含む)を対象とした個人戦のクイズ大会。
「ハイスクールクイズバトル WHAT」
1st dayは、8月17日に東京・コングレスクエア羽田、大阪・ステラホールのリアル会場と、YouTubeライブを通じたオンラインの3会場で開催。
今回、KAI-YOUが取材をした2nd dayは8月30日、リアルイベント「QuizKnockフェス 2025 〜クイズも謎もトける夏」のステージコンテンツのひとつとして実施。東京・有明セントラルタワーホール&カンファレンスで、準決勝〜敗者復活戦〜決勝が行われた。
MCはQuizKnock・須貝駿貴さんとふくらPさん、問読みは山本祥彰さんが担当。
当日の進行は、
MCをつとめたふくらPさん/須貝駿貴さん
問読みをつとめた山本祥彰さん
大会の模様はYouTubeで無料配信されたほか、有料会員制サービス・QuizKnock scholeでQuizKnockメンバーによる解説・コメントつきでの同時視聴配信も行われた。
早さと慎重さがカギを握る、緊張感のある準決勝・敗者復活戦
「ハイスクールクイズバトル WHAT 2025」2nd dayは、30名による準決勝「50問早押しボードクイズ」で幕を開けた。
早押しボードクイズは、回答者の誰かが最初にボタンを押すまで問題が読まれ、その後、回答者全員がボードで回答する形式のクイズ。
早押しボタンをつけて回答した場合、通常は「正解で2点、無回答/不正解で0点」のところ「正解で5点、無回答/不正解で-5点」になる。まさにハイリスク・ハイリターンだ。
さらに早押しで2回誤答してしまうと、以降の早押し権を失ってしまう(=逆転が困難になってしまう)ため、慎重な判断も求められる。知識だけでなく戦略も問われる戦いが繰り広げられた。
準決勝の早押しボードクイズ
準決勝の結果、上位9名が決勝に進出。惜しくも決勝進出を逃した21名は、残り1枠を賭けて敗者復活戦へ。
敗者復活戦は2つのラウンドから構成され、まず21名が3組に分かれて「3問正解で勝ち抜け、1問誤答で即失格」となる過酷なルールで競い合った。
その内、各組上位2名(計6名)が次のラウンドに進出。そこでは「4問正解で勝ち抜け、2問誤答で失格」という、より積極的な“攻めの押し(=挑戦的な早押し)”も可能なルールで勝負が行われた。
敗者復活戦を勝ち抜いた奈良・西大和学園高校1年生の村蒔絵麻さん
決勝という大舞台に立つべく、若きクイズプレイヤーたちの火花が散る──敗者復活戦の結果、奈良・西大和学園高校1年生の村蒔絵麻さんが、紅一点として決勝に駒を進めた。

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