世は、まさに大マンガ時代! 数々のヒット作が社会を席巻し、魂のこもった作品が生まれ続ける現代。
作品を発表するプラットフォームも多様化が進み、マンガ家さんにとっては、プラットフォームの選び方も重要になってきています。
とはいえ、マンガで食べていきたい! けど、担当編集とビシバシやり取りをするのはちょっと怖い……という人も多いはず。
今回はそんな思いを、『異世界行ったら、すでに妹が魔王として君臨していた話。』を連載する現役のマンガ家・根田啓史さんに代弁してもらいました。
悩めるマンガ家の前に突如現れた「悩みを解決したい!」と豪語する“足長LINEマンガ インディーズおじさん“(長い!)。彼が授けた解決方法とは……?
マンガ・webtoon制作:根田啓史(@dorori_k) 文:小林優介
「LINEマンガ インディーズ」は、LINEマンガが提供するマンガ投稿サービス。一般的な横読みマンガと縦読みのwebtoon(ウェブトゥーン)、両方を投稿できます。投稿作品は、SNSや他の媒体に投稿されたものでもOKなので、気軽に投稿できるのも嬉しいポイントです。
そんな「LINEマンガ インディーズ」がこの11月からスタートしたのが、投稿作品の読者数やお気に入り登録の数に対して報奨金を支払う「報奨金給付プログラム(βテスト)」。
このプログラムは例えば「月間読者数:5000人」か「お気に入りの登録数:15000人」の片方を達成すると1万円、両方なら2万円が支払われるというもの。それぞれの数字をより伸ばすことで、それぞれ最大5万円、あわせて10万円をもらうことができます。 さらに、作品がwebtoonであるなら報酬の金額は倍に! 最大で20万円もらえるというわけです。
マンガでも解説されていましたが、作家担当の目に留まれば「トライアル連載」になる可能性も。「トライアル連載」の場合は、原則として毎週1話、12週間分を連載。掲載期間中は、1ページにつき8000円の原稿料や課金の売上・広告収益の分配金をもらえます。
連載が終了すると作品の権利は作家に返還。つまり、連載の実績をもとにその作品を他社へ持ち込める……! これってすごくないですか?
「LINEマンガ」と関連会社の「ebookjapan」が発表した2021年度の両社合算での国内流通総額は765億円。月間利用者数は2000万人であり、調査会社の発表では国内利用率No.1とされています。多くの人が見ている、つまり、それだけの市場が形成されているということです。
しかし、話はそれだけではありません。「LINEマンガ」も所属するグローバルでのマンガプラットフォーム連合体「WEBTOON Worldwide Service」全体での月間利用者数は、8900万人。「LINEマンガ」関連サービスの「NAVER WEBTOON」で活動する作家の1年間の収益は約2900万円。新人作家でも約1500万円に上ります(外部リンク)。
「WEBTOON Worldwide Service」は10ヶ国語でグローバル展開。日本発の作品では、「LINEマンガ インディーズ」出身の作家ぽむさんの『先輩はおとこのこ』などが世界展開されています。日本の作品も、世界へ打って出ることは可能なんです! 世界で盛り上がるwebtoonで作品を描く、そこにどれだけのチャンスが秘められているのか、わかっていただけたのではないでしょうか。
もちろん、横読みマンガにとっても大きなチャンスがあります。同じく「LINEマンガ インディーズ」出身の作家で、SNSでも話題になった山下将誇さん・宇上貴正さんによる『コミュ障、異世界へ行く』は、11月頭の時点では、日本国内のみで750万以上のPVをたたき出し、広く読まれています。 そうこうしているうちに、根田啓史さんが自身のマンガ『異世界行ったら、すでに妹が魔王として君臨していた話。』の一部を、webtoonとしてリメイクしてくれたみたいです。早速見てみましょう!
作品を発表するプラットフォームも多様化が進み、マンガ家さんにとっては、プラットフォームの選び方も重要になってきています。
とはいえ、マンガで食べていきたい! けど、担当編集とビシバシやり取りをするのはちょっと怖い……という人も多いはず。
今回はそんな思いを、『異世界行ったら、すでに妹が魔王として君臨していた話。』を連載する現役のマンガ家・根田啓史さんに代弁してもらいました。
悩めるマンガ家の前に突如現れた「悩みを解決したい!」と豪語する“足長LINEマンガ インディーズおじさん“(長い!)。彼が授けた解決方法とは……?
マンガ・webtoon制作:根田啓史(@dorori_k) 文:小林優介
目次
悩めるマンガ家のもとに現れたのは…?
読者を増やして毎月20万円ゲット!「報奨金給付プログラム(βテスト)」
マンガの中で謎のおじさんが教えてくれた「LINEマンガ インディーズ」のことを、もう少し詳しく紹介します。「LINEマンガ インディーズ」は、LINEマンガが提供するマンガ投稿サービス。一般的な横読みマンガと縦読みのwebtoon(ウェブトゥーン)、両方を投稿できます。投稿作品は、SNSや他の媒体に投稿されたものでもOKなので、気軽に投稿できるのも嬉しいポイントです。
そんな「LINEマンガ インディーズ」がこの11月からスタートしたのが、投稿作品の読者数やお気に入り登録の数に対して報奨金を支払う「報奨金給付プログラム(βテスト)」。
このプログラムは例えば「月間読者数:5000人」か「お気に入りの登録数:15000人」の片方を達成すると1万円、両方なら2万円が支払われるというもの。それぞれの数字をより伸ばすことで、それぞれ最大5万円、あわせて10万円をもらうことができます。 さらに、作品がwebtoonであるなら報酬の金額は倍に! 最大で20万円もらえるというわけです。
マンガでも解説されていましたが、作家担当の目に留まれば「トライアル連載」になる可能性も。「トライアル連載」の場合は、原則として毎週1話、12週間分を連載。掲載期間中は、1ページにつき8000円の原稿料や課金の売上・広告収益の分配金をもらえます。
連載が終了すると作品の権利は作家に返還。つまり、連載の実績をもとにその作品を他社へ持ち込める……! これってすごくないですか?
webtoonには世界へのチャンスがある
なぜ報奨金プログラムでwebtoonがそんなに優遇されているのか。「LINEマンガ インディーズ」の中の人によると、一番の理由は「そこにチャンスがあるから」なんだそう。「LINEマンガ」と関連会社の「ebookjapan」が発表した2021年度の両社合算での国内流通総額は765億円。月間利用者数は2000万人であり、調査会社の発表では国内利用率No.1とされています。多くの人が見ている、つまり、それだけの市場が形成されているということです。
しかし、話はそれだけではありません。「LINEマンガ」も所属するグローバルでのマンガプラットフォーム連合体「WEBTOON Worldwide Service」全体での月間利用者数は、8900万人。「LINEマンガ」関連サービスの「NAVER WEBTOON」で活動する作家の1年間の収益は約2900万円。新人作家でも約1500万円に上ります(外部リンク)。
「WEBTOON Worldwide Service」は10ヶ国語でグローバル展開。日本発の作品では、「LINEマンガ インディーズ」出身の作家ぽむさんの『先輩はおとこのこ』などが世界展開されています。日本の作品も、世界へ打って出ることは可能なんです! 世界で盛り上がるwebtoonで作品を描く、そこにどれだけのチャンスが秘められているのか、わかっていただけたのではないでしょうか。
もちろん、横読みマンガにとっても大きなチャンスがあります。同じく「LINEマンガ インディーズ」出身の作家で、SNSでも話題になった山下将誇さん・宇上貴正さんによる『コミュ障、異世界へ行く』は、11月頭の時点では、日本国内のみで750万以上のPVをたたき出し、広く読まれています。 そうこうしているうちに、根田啓史さんが自身のマンガ『異世界行ったら、すでに妹が魔王として君臨していた話。』の一部を、webtoonとしてリメイクしてくれたみたいです。早速見てみましょう!
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