webtoon素人でもLINEマンガ インディーズで20万円もらえる!? いっちょ描いてみっか!

実際にwebtoonを描いてみた感想は?

今回、根田啓史さんがリメイクしてくれたのは『異世界行ったら、すでに妹が魔王として君臨していた話。』の一部。

スマホでスクロールしたときに映えるよう描かれた、画面を突き抜けるコマは大迫力でしたね!

『異世界行ったら、すでに妹が魔王として君臨していた話。』1巻/画像はAmazonから

実際にwebtoonを描いてみてどうだったか、根田啓史さんに聞いてみました。

根田啓史さんがwebtoonを描いてみての感想

元々webtoonと横読みマンガは別のメディアだという認識があり、手探りの作業ではありました。

ページをめくっていく読み方と、スクロールしていく読み方では全く別の体験で、知人も球技という括りの中でサッカーと野球位の違いがあると言っていたのですが、それを実感する機会になりました。

とはいえ、実際にやってみてそこまで離れてはいないかも?とも思いましたが…。サッカーとハンドボールくらい…??よく分からない感覚ですみません。横読みマンガの中でも作家さんによって強みにしている部分が全然違っているので、それを活かしやすい人と活かしづらい人がいそうだなという印象です。

個人的に大きく違うなと思ったのは演出の部分で、横読みマンガでは見開き、あるいは一ページでの全体の印象を感じながら読み進めていくので、各ページに目が留まるようなコマをつくるよう意識するのですが、webtoonではその概念がないので、スクロールしていく時間を想像して、そこに絵的な緩急をつけていくという意識をしながら描きました。

また、横読みマンガではページをめくらせるための「引き」を見開きの最後のコマにつくるのですが、webtoonにはそれがないので、スマホの画面で確認しながら、スクロールをしたくなるように次のコマが続いていくよう意識しました。他にもたぶんいっぱいあると思うので、研究していきたいと思います。

あと、個人的に気になった違いが情報量についてで、現状、webtoonより横読みマンガの方が単純に情報量が多いと感じています。でも、横読みマンガも昔に比べて情報量がどんどん増えていると思うので、きっと業界が習熟していくにつれwebtoonの情報量も何らかのかたち(テキスト量とは限りませんが)で、増えていくんだろうなと思っています。

たぶんそこの情報量の増え方の方向性を見つけた人が、次のビッグタイトルやトレンドを作っていくような気がしています。

「羽ばたける場にしたい」中の人の熱い思い

これまで、「LINEマンガ インディーズ」の可能性についていろいろと紹介してきましたが、やっぱりチャレンジするのが怖いという人もいるかもしれません。

実は、そういう人のためのサポートも用意されています。

「LINEマンガ インディーズ」では、定期的に作家担当によるお悩み相談会が行われているほか、作家さん向けのオンラインセミナーも開催(外部リンク)。 また、実際に投稿している人同士が交流してノウハウを共有できる懇親会も開催されています。

中の人は「LINEマンガ インディーズ」について「webtoonはまだまだ発展途上で『webtoonといえばコレ!』と呼ばれるような作品が生まれていない。だからこそ、今からチャレンジしても表現の先駆者になりうる。そんな可能性を秘めた人たちが羽ばたける場にしたいんです」と熱い思いを語ってくれました。

今、この記事を読んだみなさんがいつか作品を投稿して、世界に羽ばたいていくまで、足長LINEマンガ インディーズおじさんが見守っています。

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