実際にwebtoonを描いてみた感想は?
今回、根田啓史さんがリメイクしてくれたのは『異世界行ったら、すでに妹が魔王として君臨していた話。』の一部。スマホでスクロールしたときに映えるよう描かれた、画面を突き抜けるコマは大迫力でしたね! 実際にwebtoonを描いてみてどうだったか、根田啓史さんに聞いてみました。
根田啓史さんがwebtoonを描いてみての感想
元々webtoonと横読みマンガは別のメディアだという認識があり、手探りの作業ではありました。
ページをめくっていく読み方と、スクロールしていく読み方では全く別の体験で、知人も球技という括りの中でサッカーと野球位の違いがあると言っていたのですが、それを実感する機会になりました。
とはいえ、実際にやってみてそこまで離れてはいないかも?とも思いましたが…。サッカーとハンドボールくらい…??よく分からない感覚ですみません。横読みマンガの中でも作家さんによって強みにしている部分が全然違っているので、それを活かしやすい人と活かしづらい人がいそうだなという印象です。
個人的に大きく違うなと思ったのは演出の部分で、横読みマンガでは見開き、あるいは一ページでの全体の印象を感じながら読み進めていくので、各ページに目が留まるようなコマをつくるよう意識するのですが、webtoonではその概念がないので、スクロールしていく時間を想像して、そこに絵的な緩急をつけていくという意識をしながら描きました。
また、横読みマンガではページをめくらせるための「引き」を見開きの最後のコマにつくるのですが、webtoonにはそれがないので、スマホの画面で確認しながら、スクロールをしたくなるように次のコマが続いていくよう意識しました。他にもたぶんいっぱいあると思うので、研究していきたいと思います。
あと、個人的に気になった違いが情報量についてで、現状、webtoonより横読みマンガの方が単純に情報量が多いと感じています。でも、横読みマンガも昔に比べて情報量がどんどん増えていると思うので、きっと業界が習熟していくにつれwebtoonの情報量も何らかのかたち(テキスト量とは限りませんが)で、増えていくんだろうなと思っています。
たぶんそこの情報量の増え方の方向性を見つけた人が、次のビッグタイトルやトレンドを作っていくような気がしています。
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メガヒット作品を生み出すスタジオの代表が語るwebtoonの描き方・市場・歴史と未来
出演
株式会社レッドセブン 代表取締役/李ヒョンソク様
LINEマンガ インディーズ作家担当/こむろ・こばやし pic.twitter.com/yrVQULDbjQ
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