映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』が7月18日から公開中だ。21日までの公開4日間の興行収入は73.1億円、観客動員数は516万人と、いずれも日本映画史に残る記録を打ち立てている。
SNS上では、公開前の段階で全国の映画館の公開スケジュールを引き合いに出し、「『鬼滅の刃』一色になる」と話題に。各劇場の複数のスクリーンで同作が上映され、名実共に2025年夏映画の大本命となっている。
そうした『鬼滅の刃』の大ヒットぶりがうかがえる出来事が、公開4日目となる7月21日に発生。映画館を訪れたユーザーがXに投稿した内容によると、『鬼滅の刃』のヒットによって映画館の製氷機が壊れてしまったという。
『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』に観客殺到、製氷追いつかず
“珍事”の舞台となった映画館は、愛知県名古屋市のイオンモールにあるイオンシネマ名古屋茶屋。全12のスクリーンのうちほぼ全てで『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』を上映している(7月22日時点)。
初日から『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』を上映していた同施設では7月21日、連日の大ヒットによって売店の製氷機が限界を迎えた。
製氷機の限界を伝えるイオンシネマ名古屋茶屋/画像は撮影者・ディアさんの提供
結果、製氷が追いつかないためドリンク氷の提供を中止。当日はコールドドリンクを注文した場合、氷なしで提供することになったという。
前述のXに投稿された画像でイオンシネマ名古屋茶屋は、「皆さまには多大なるご迷惑おかけしまして申し訳ございません」と謝罪している。
『鬼滅』歴史的動員の影響か、映画館も驚愕「史上初の出来事」
多くの人が映画館を訪れたことで売店のキャパシティがオーバー──歴史的な観客動員数を記録する『鬼滅の刃』を象徴する出来事だ。
イオンシネマ名古屋茶屋の担当者も驚きを隠せない。KAI-YOUの取材に対して、「記憶している限りでは史上初の出来事」と振り返った。
なお、「本日(※7月22日)以降は回復しております」とコメントしており、すでに製氷機は復活しているようだ。
『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』は、『鬼滅の刃』劇場版三部作「無限城編」の第一章として公開中。鬼の始祖・鬼舞辻無惨との決戦という物語のクライマックスが描かれることもあり、早くも大ヒットを記録している。
数字的な面はもちろん、その社会現象的なヒットが生み出す様々な出来事も含めて、今後に大きな注目が集まる。

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