Netflixが、新プラン「広告つきベーシック」を11月4日(金)午前1時から提供する。月額料金は現プランのなかで最安の790円(税込)になっている。
提供されるのは、日本、オーストラリア、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、韓国、メキシコ、スペイン、イギリス、アメリカの世界12ヵ国となる。
また、7月に新プランを導入することを発表した際には未言及だった画質は、現状最も低いSD画質(480p)から向上することになっている。
今回のNetflixの発表に対し、骨董通り法律事務所の福井健策弁護士は、「ベーシック」プランから減額される200円について「広告を見る時間」を払っていることを指摘。
「月に20時間見る方がいれば、80分が広告視聴。時給150円で広告視聴という義務を果たしている」と述べている。
提供されるのは、日本、オーストラリア、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、韓国、メキシコ、スペイン、イギリス、アメリカの世界12ヵ国となる。
焦点だった画質は向上、広告は1時間に4〜5分
従来の「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」の3つの料金プランに加え、新たなプランとして追加される「広告つきベーシック」。利用できるサービスは「ベーシック」プランと基本的に同じ。変更点は以下の通り。2時間の映画を視聴する場合は、最大10分ほどの広告を挟むことになるイメージだ。・画質が最大720p HD(今回の発表に伴いベーシックプランも画質が720p HDに変更)
・1時間に平均4〜5分の広告の表示(当面は15秒または30秒の広告が作品の再生前と再生中に流れる)
・ライセンス上の理由で一部の映画や番組を再生できない場合あり
・作品のダウンロードは不可
また、7月に新プランを導入することを発表した際には未言及だった画質は、現状最も低いSD画質(480p)から向上することになっている。
福井健策「『広告を見る時間』という対価」
4月および7月に発表された決算発表によれば、2022年第1四半期(1月〜3月)に約20万人、第2四半期(4月〜6月)に約97万人の有料会員を失ったNetflix。その流れを受けてか4月、Netflixは広告付きの廉価プランの導入を発表していた。今回のNetflixの発表に対し、骨董通り法律事務所の福井健策弁護士は、「ベーシック」プランから減額される200円について「広告を見る時間」を払っていることを指摘。
「月に20時間見る方がいれば、80分が広告視聴。時給150円で広告視聴という義務を果たしている」と述べている。
もちろん、ディスカウントされて見えるのは表面だけで、引かれる200円分は「広告を見る時間」という対価で視聴者は払っている訳です。
— 福井健策 FUKUI, Kensaku (@fukuikensaku) October 13, 2022
月に20時間見る方がいれば、80分が広告視聴。時給150円で広告視聴という義務を果たしているとも言えますね。
この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント