タイのアイドルが、初めての日本で見つけた夢「SUMOMO」インタビュー

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最も印象に残っているのは、日本のファンとの思い出

日本での思い出を尋ねると、メンバー全員口を揃えて言うのは「日本のファンとの思い出」です。 Beauty「今まで一度も会ったことがないのに、インターネットで私たちのことを知った日本のファンの方々がライブに来てくれて、ものすごく感動して印象に残っています。『コロナ禍でタイへ行けないからYouTubeを見てたけど、日本でホンモノのライブが見れて嬉しい』と伝えてくれました。遠距離でも応援してくださっていてすごく嬉しかったです」

Namwhan「空港で出迎えてくれたファンの方が『サワディー(こんにちは)』『コープンクラップ(ありがとう)』って、私たちのためにがんばってタイ語で挨拶してくれて可愛かったです。ものすごく温かく感じたし、印象に残っています」

Puifaii「初来日なのに、ファンの方が私たちのステージを見て振りコピ(ステージのアイドルのダンスを真似ること)してくれて感動しました。FES☆TIVE先輩から譲り受けたカバー曲である「OIDEMASE!!!」(原曲「OIDEMASE!!〜極楽〜」)など、有名な曲だけでなく、日本では一度もパフォーマンスしたことのない新曲「Runaway」まで一緒に踊ってくれたんです」

Oum「緊張の中、日本のファンの方がライブ盛り上げてくれてありがたかったですね」

日本での思い出は意外なところにも。

Namfah「日本は歩くことが多いです! バンコクよりも駅が広いから電車の乗り換えも歩くし、ライブ会場までもさらに歩くし、そして迷子になります!(笑)」

Oum「想定よりもたくさん歩くから、いつも予定時刻に間に合わないですね(笑)」
ほかにもSUMOMOは今回、日本で浴衣の着付け体験しました。メンバーのTwitterには、素敵な浴衣姿が投稿されています。

ちなみにバイク女子でもあるBeautyさんは、日本に来てからバイクは見に行ったんでしょうか。

Beauty「まだ行ってませんが、バイクのお店へすごく行きたいですね。いろんなメーカーのお店を見たくて。小さいバイクのフィギュアを集めてます。いつか本物のマイバイクに乗るために今は貯金しています(笑)」
日本滞在中もバイク愛溢れるSNSの投稿をするBeautyさん。Beautyさんの誕生日を祝う生誕イベントで販売されたTシャツにもバイクが描かれているほど
Oumさんは来日中、フィルムカメラで日本の風景とメンバーをアーティスティックに切り取っていました。テーマパークでお揃いの雨合羽を着用しているシーンがメンバーお気に入りの写真だそうです。

タイでもコロナの影響は大きかった

コロナ禍、日本ではアイドルグループの活動が制限され、グループによっては活動休止やメンバーの脱退など大きな影響がありました。

それは海を超えたタイでも同じく、SUMOMOも初期メンバーの過半数が脱退、2人で活動する時期もありました。

Namfah「コロナ禍での活動を一言で表現すると、寂しい! 私たち初期メンバーは、デビューして2ヶ月でパンデミックの影響を受け活動休止となりました。2期生が入りメンバーも増えましたが、来日前の時期はタイでもまた流行の波があって、半分のメンバーが陽性となり、仕事は全部キャンセルに。ステージに立てないのはもちろん、ファンの方と会えないのが残念でした。タイも日本と同じように、アフターコロナではイベントの定員を制限したり、ファンの方と直接お会いできる特典会もマスクを着用しています。お互い顔があまり見られないのは寂しいです」

Oum「そんな制限があっても、ファンの方がライブに足を運び、ツーショットのチェキを撮ってくれるのは嬉しいですね」

Beauty「コロナ禍になってから、ファンの方はミックスやコールといったアイドルライブでの声出しも満足にできません。ファンの方も全力で応援できなくて残念だと思います」

Namwhan「早く以前のようにライブを楽しめたらと思います!」
タイでは8月時点でマスク着用義務は撤廃されましたが、まだ多くの人たちがマスクを着用しています。屋外では小さな子どもでも着用しており、予防意識の高さがうかがえます。

日本人入国者への規制もほぼ無くなり、タイへは以前のように観光できる環境なので、引き続き感染症に気をつけつつ、気軽に来泰できます。

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