タイのアイドルが、初めての日本で見つけた夢「SUMOMO」インタビュー

個性豊かなパフォーマンス、ようこそSUMOMOワールド

初来日公演となった「Maipenrai Fes vol.1」。開催された上野飛行船シアターの広いステージを縦横無尽に飛び回る姿は、逆輸入された"kawaii"そのもの。

日本のカワイイとはまたちょっと違う、でも日本人の感性をもキュンとさせるSUMOMOのフレッシュなパフォーマンスは、おもちゃ箱のようにポップで爽快。一時も目が離せませんでした。 本人たちにとって、初めての来日公演はどんなものだったのでしょうか。Puifaiiさんは一つひとつの動きに効果音が出てきそうなくらい、楽しそうにパフォーマンスしていました。

Puifaii「日本で初めてのライブなので、とっても楽しいけど緊張しました！」

BeautyさんとNamfahさんの初期メンバーは、さすがのスキルと表現力。魅せることに長けたステージはダンスの激しさを忘れさせるほどでした。

特にBeautyさんは、指先まで美しいソロダンスパートが印象的でしたが、クラッシックバレエなどの経験があるのでしょうか。

Beauty「アイドルになるまでダンスのレッスンは受けたことが無くて。以前は全て独学で踊っていました」

そして、チームの末っ子であるBaiyokさんのパフォーマンスは力強く自由なスタイルで、観ているとなんだかパワーがもらえる内容に。

メンバーも笑っていましたが、「Otona route」という曲中に、ステージで寝転がるという驚きのパフォーマンスはなんどアドリブ Baiyok「この曲のパートはいつもアドリブで踊っていて、毎回違うことをしています」

会場である飛行船シアターが広いからかと思いきや……

Baiyok「歌の途中にちょっと休憩してたんです（笑）」 日本のゲームセンターを満喫、自由な末っ子Baiyokさん

日本を訪れるセレブリティや観光客にとって、日本のゲームセンターは魅力的な映えスポットでもあります。

“本場”日本のアイドルとの出会い

今回の初遠征では、ほかにも様々なステージを経験したSUMOMO。

Beauty「色んなイベントに参加できてドキドキワクワクでした！ 日本のアイドルさんはよくタイにいらっしゃるのでお会いしたことがありますが、日本は本場ですので」

Namfah「全員が初の海外遠征、しかも日本！ 今まで会ったことのない日本のアイドルさんに出会えて本当に嬉しかったです」 同じ楽屋だったというアイドルグループ・刹那的アナスタシア。緊張するメンバーと交流してくれて嬉しかったそうです。

そんな中、一緒に共演したアイドルで印象に残っているのは？ と質問したところ、メンバー全員「FES☆TIVE先輩！！！！！！」と真っ先に答えます。 Baiyok「姉妹グループのFES☆TIVE先輩のパフォーマンスが衝撃的で。タイでも拝見しましたが、日本の大きいイベントやステージでトリを飾っている姿がすごかったです！ そんな先輩と私たちが、同じ曲を使ってパフォーマンスできていることに更に感動しました」

さらに、今回の来日で初めて出会ったアイドルについても詳しく聞いてみました。

Baiyok「日本コロムビアからメジャーデビューした煌めき☆アンフォレント（キラフォレ）さん。歌も好きだしメンバーさんも可愛すぎて大好きです。私たちSUMOMOのメンバー全員はキラフォレさんが好きなんですよ」

Puifaii「TikTokで『わたしの一番かわいいところ』という楽曲がブームのFRUITS ZIPPERさんといつか共演したいです」

タイでも多くの若者が利用するTikTokでは、超ときめき♡宣伝部「すきっ！」のブレイクに代表されるように、キャッチーなフレーズで海外のコミュニティでも広く名が知られるJ-POPがあります。

FRUITS ZIPPERの「わたしの一番かわいいところ」も9月初旬の時点で4.9億回再生されるほどの人気に。タイでもファンを増やしています。

Namfah「私たちは2人ともFRUITS ZIPPERさんが大好きなんです。ほかにもたくさんの日本のアイドルさんとこれから共演できたら、良い経験になるし様々なことが学べます。私たちがアイドルを続ける上でのパワーにもなるので、色んな方と共演できるような人気グループになれるよう頑張ります」 訪日セレブや観光客に好評の「メロンパン」を頬張るNamfarさん。忙しいイベント出演の合間に購入したものがペシャンコになってしまったそう。