柚葉氏が「ゆっくり茶番劇」商標を抹消申請 理由は「名誉棄損や虚偽情報の流布」

柚葉氏が「ゆっくり茶番劇」商標を抹消申請 理由は「名誉棄損や虚偽情報の流布」
柚葉氏が「ゆっくり茶番劇」商標を抹消申請 理由は「名誉棄損や虚偽情報の流布」

画像は『東方ダンマクカグラ』公式YouTubeチャンネルの動画「【ゆっくり解説】真相解明!ゆっくりの歴史と著作権の真実」から

動画投稿者・柚葉さんが商標「ゆっくり茶番劇」の抹消登録申請を行なったことを、5月24日(火)、自身のTwitterで申請書の画像とともに発表した。

理由について、柚葉さんは「関係者等に対する誹謗中傷及び名誉棄損・虚偽・捏造された情報の流布により本来の目的を全うすることが困難となった為」と説明している。

関係者各位
商標「ゆっくり茶番劇」(登録第6518338号)について令和4年5月23日付で下記の通り抹消登録申申請を行ったことを公表する。
事由 : 関係者等に対する誹謗中傷及び名誉棄損・虚偽・捏造された情報の流布により本来の目的を全うすることが困難となった為。 柚葉 / YuzuhaのTwitterより引用

商標登録による二次創作カルチャーの私物化に批判の声

柚葉さんが「東方Project」の二次創作から派生した「ゆっくり茶番劇」の商標権を取得し、商標を使用する場合は10万円(税別)のライセンス使用料が発生すると主張したことに端を発する一連の騒動。

「東方Project」の作者であるZUNさんおよび上海アリス幻樂団の寛大さで成立した、誰もが自由に使える二次創作カルチャーにおいて商標権を主張したことへの反発、他の「ゆっくり」動画でも同様の事案が発生するのはないかという危惧など、柚葉さんに対しネット上では批判的な声が上がった。

それを受けて、柚葉さんはライセンス使用料の撤回を発表したものの騒動は終わらず、日本テレビの報道番組『news zero』が取り上げるなど、話題はインターネットの外側にまで波及した。

ドワンゴ「文化を独占・私物化するような行為に憤り」

その後、ニコニコ動画を運営するドワンゴや上海アリス幻樂団からの声明が発表。

ドワンゴは発表の中で、一連の騒動に対して「コミュニティが築き上げてきた文化を独占・私物化するような行為に憤りを覚えています」と強い言葉で言及。

昨日行われた会見では、本件に対してドワンゴは「商標権の放棄交渉」「無効審判請求」「相談窓口の設置」「『ゆっくり』関連用語の商標出願」を発表した矢先、本人による商標登録抹消申請が報告された。

「ゆっくり茶番劇」商標登録を巡る一連の騒動

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1件のコメント

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匿名ハッコウくん

匿名ハッコウくん(ID:5434)

現在は削除されていますが
拡大解釈してボイロやボカロなどその他の音声合成にも波及するような発言をしていましたし 怒られるのも無理はないかと
でも行き過ぎた誹謗中傷はだめ

コメントを削除します。
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