「性癖が破壊される」SNSで見られるユーザーの声
小さい頃から、多くの『コロコロコミック』作品のように、マスコットと主人公として恋愛を介さないギャグマンガのような関係として一緒にいたこともあり、2人にはラブコメとしては異例なほどにスキンシップが多い。そのスキンシップは現状、スライムであるぷにるにコタローが飲み込まれるといったギャグ描写として回収されている。そういった描写も、読者たちには『モンスター娘のいる日常』のような異種族(スライム)とのエッチなスキンシップの文脈として受け取られており、「小学生の性癖が破壊される」などの感想がSNS上には散見される。 その他にも、ぷにるがスパッツを履いていることや、コタローにかわいいと言われようとアイドルの体形を真似、セクシーな姿になった描写などが、子供向けの媒体である『コロコロコミック』に掲載されているというギャップも含めて、「性癖が破壊される」と言った声が出ることに一役買っている。
そのような文脈では、同じく子供向け雑誌でありながら、ネット上で子供の性的嗜好に影響を与えたという声が多い『コミックボンボン』とも関連して「時代が時代なら『ボンボン』に載っていたかもしれない漫画」などの声も見られる。
筆者個人としては、個々人の消費の仕方はどうあれ、子供向け作品として連載されている作品に対して大人が性的文脈においてSNS上ではしゃぎすぎるのはいささか行儀がわるいように思う。
しかし、SNSを舞台としたオタクカルチャーの消費では、そういった方向でのバズが強い力を持っていることは見逃せない事実だ。
事実として、「性癖が壊れる」というバズが無ければ、ここまで同作が話題を集めたかはわからない。
ぷにるがかわいいことは間違いない。その可愛さがどういった影響を及ぼしていくのか、考え続けていきたい。
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