「VTuber Fes」オーディション誤集計を巡る騒動 ドワンゴが一転、順位変動の事実を謝罪

当初、運営は「誤集計はあったが順位は変動せず」と発表

以降の経緯については、たみーさんが事後報告動画で説明している。
【#出ようぜVtuberFes】ありがとうございました。長い3ヵ月でした。【たみー/Vtuber】
たみーさんによれば、「VTuber Fes」運営に集計について調査を依頼したという。これに対し運営は、「たしかに集計漏れがあったが、順位は変わらなかったのでそうお詫びを出す」と回答したとのこと。

しかし、その際に再計算後のポイントを確認したところ、運営からの計算方法の説明と実際の数値が食い違っていることが発覚。

それについて指摘したものの、運営は返答せず、12月28日に誤集計のお詫びを発表(外部リンク)。再集計後の最終ポイントは掲載せず、順位の変動についても言及しなかった。

たみー側が弁護士を立て通知書作成

2022年1月末、代理人として弁護士を立て、一度目の内容証明をドワンゴ側に対して送ったというたみーさん。

それに対し、運営は2月4日に2度目のお詫び文となる再調査の報告を発表し、調査結果として「中間発表および最終結果の順位に変動はございません」という一文を記載した(外部リンク)。 また、2月10日には「たみーさんは2位であり、以降は問い合わせには返信しない」と連絡が来たとのとこ。

そういった経緯を受け、2月14日にたみーさんは、正式に訴訟に入るため弁護士を通じて通知書を作成。ドワンゴ側に送付し、Twitterで公開していた。

ドワンゴ「企業として不誠実な対応を深く反省」

ドワンゴは、原因として3点を挙げている。

「手作業での集計とリソース不足により集計ミスが発生」、そして「再集計の結果、順位変動があることが発覚しましたが、生放送時に既に順位発表していたため、現場判断で順位変更しないことを決定し、その旨を発表」と「順位変動があるという事実が社内で正しく伝わっておらず、適正な判断に至るまで時間を要してしまいました」と説明。

生放送後の調査で順位変動なしという発表が誤りであり、「たみーさんとファンの皆様の集計に関するご連絡に対し早期に正しく対応できなかった事、企業として不誠実な発表、対応をしてしまったことを、深く反省しております」とコメント。

今後の対策として、自動集計システムの導入と管理体制の見直し、そして運営体制の見直し及びルールの透明化を宣言した。

たみーさんも奏みみさんも、本件に関して言及。

騒動以降、奏みみさんは「すごくモヤモヤした気持ちで過ごしていました」と心境を告白。最後は「このイベントが素敵なものになるように、最高のパフォーマンスを届けたいと思っています」と語っている。

たみーさんも、動画内で「是非、このイベントを応援してください」「気持ち切り替えるの難しいか! ゆっくりでいいよ」と視聴者に語りかけた。

超情報社会のポップスター「VTuber」を巡る騒動

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