1日目・2日目ともに5万5000人が訪れ、2日間の来場者数は11万人を記録した。
「コミケ99」を今後の試金石に
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大防止対策のため、有料チケット制を導入し来場数を制限、ホールごとのサークルスペースの間隔を拡大、ワクチン接種証明確認の導入など、新たなルールで開催された「コミケ99」。こうしたルールがなく、4日間開催で75万人が来場した2019年冬のコミケと比べると、環境が大きく異なるため、単純な比較は意味をなさない。
初日は最高気温は15℃と、この時期にしては過ごしやすい気候の中で、サークル・コスプレ・企業ブースそれぞれで盛り上がりを見せた。 2日目は打って変わって最高気温は6℃と冷たい風が吹き、天候も午後から曇り、雪もぱらつくなど厳しい環境ながら、1日目同様の来場者数を記録した。
参加者からは、有料制にしたことで徹夜組や始発ダッシュと呼ばれる危険な行為がなくなったという声も挙がっており、それらはこれまでのコミケから進歩した点と言えるだろう。
一方で、チケットの抽選にはずれ来場が叶わなかった人がいるのも事実。
完全新規と言っても過言ではない仕組みで開催された今回のコミケは、コロナ禍における開催実績として今後の試金石となっていくはずだ。良かった点と反省点を振り返り、未来に繋げていきたい。
コミックマーケット99の1日目が終了し、2日目の準備が始まっています。
— コミックマーケット準備会 (@comiketofficial) December 30, 2021
本日の来場者数は5万5千人でした。 #C99A
コミックマーケット99の2日目が終了しました。本日の来場者数は5万5千人でした。今回もご来場ありがとうございました! #C99A
— コミックマーケット準備会 (@comiketofficial) December 31, 2021
来夏「コミックマーケット100」で会いましょう
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連載
2021年12月30日(木)・31日(金)の2日間にわたって東京ビッグサイトの東・西・南展示棟(サークル・企業ブース)で開催される「コミックマーケット99(C99)」を特集。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で中止・延期を経て、2019年12月の冬コミ「コミックマーケット97」以来2年ぶりにリアル開催される世界最大級の同人誌即売会。 参加者の入場に新型コロナワクチンの接種証明やPCR検査結果証明の確認を実施、東西エリアが自由に行き来できないなど、従来とは大きく異なる中で1日あたり約10000サークルが参加。 サークル、コスプレ、一般、さらには準備会と、コミケにおける全参加者の状況を特集する。
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