RUMIからAwichまで、女性ヒップホップ史を論じる『フィメールラッパー批評原論』

RUMIからAwichまで、女性ヒップホップ史を論じる『フィメールラッパー批評原論』
RUMIからAwichまで、女性ヒップホップ史を論じる『フィメールラッパー批評原論』

画像はKAI-YOU Premiumより

POPなポイントを3行で

  • つやちゃんのKAI-YOU Premiumでの連載が書籍化
  • フィメールラッパーの功績とその呼称の是非を問う
  • 体系的に論じられることのなかった女性ラップ史に迫る1冊
日本の女性ラッパーの功績と、ヒップホップ界のジェンダーバランスおよび“フィメールラッパー”という呼称の是非を論じた書籍『わたしはラップをやることに決めた フィメールラッパー批評原論』(DU BOOKS)が、2022年1月28日(金)に発売される。価格は2420円(税込)。

著者は、これまで様々な媒体でvalkneeさん、4s4kiさん、崎山蒼志さん、chelmicoSMTKなど多くのアーティストにインタビューを行い、宇多田ヒカルさんの最新インタビューでも聞き手を務めた注目のライター・つやちゃん

つやちゃんは、KAI-YOU Premiumにて「フィメールラッパー」という現象を連載。ヒップホップシーンでの躍進が著しいラッパーたちに焦点をあて、彼女たちがヒップホップにもたらした影響と、シーンにおけるジェンダー観を記した論考の数々が注目を集めている。

今回発表された『わたしはラップをやることに決めた フィメールラッパー批評原論』は、本連載に加筆と修正を行い、「〈"空気"としてのフィメールラッパー〉」などの書き下ろしコラムを加えて書籍化した1冊となっている。

書き下ろしやディスクガイドも、女性ラッパーに接近する一冊

本書は、女性ラッパーを各章でひとりずつ取り上げて論じている。登場するのは、RUMIさん、COMA-CHIさん、MARIAさん(SIMI LAB)、Awichさん、ちゃんみなさん、NENEさん(ゆるふわギャング)、Zoomgalsなど。

日本ヒップホップシーン黎明期から活躍するパイオニアから、現在シーンの第一線で活躍するラッパーまで、幅広く取り上げている。

また9000字におよぶラッパーへのロングインタビューを踏まえて、現場の声からヒップホップの男性中心主義的な価値観に迫っている。

さらに、2021年にリリースされたchelmicoの「maze」やlyrical schoolの「Wonderland」のほか、安室奈美恵さん、加藤ミリヤさん、青山テルマさん、安達祐実さんの作品など、狭義のラッパーに限らない約200タイトルという怒涛のディスクガイドを併録している。

連載「フィメールラッパーという現象」はこちら

SHARE

この記事をシェアする

Post
Share
Bookmark
LINE

書誌情報

わたしはラップをやることに決めた フィメールラッパー批評原論

著者
つやちゃん
発売日
2022年1月28日
予価
本体2420円(税込)
発行元
DU BOOKS
発売元
株式会社ディスクユニオン

関連キーフレーズ

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。

コメントを削除します。
よろしいですか?

コメントを受け付けました

コメントは現在承認待ちです。

コメントは、編集部の承認を経て掲載されます。

※掲載可否の基準につきましては利用規約の確認をお願いします。

POP UP !

もっと見る

もっと見る

よく読まれている記事

KAI-YOU Premium

もっと見る

もっと見る

本・文芸の週間ランキング

最新のPOPをお届け!

もっと見る

もっと見る

このページは、株式会社カイユウに所属するKAI-YOU編集部が、独自に定めたコンテンツポリシーに基づき制作・配信しています。 KAI-YOU.netでは、文芸、アニメや漫画、YouTuberやVTuber、音楽や映像、イラストやアート、ゲーム、ヒップホップ、テクノロジーなどに関する最新ニュースを毎日更新しています。様々なジャンルを横断するポップカルチャーに関するインタビューやコラム、レポートといったコンテンツをお届けします。

ページトップへ