公開に伴い、ポプラ社が小・中学生向けエンタメノベルレーベル「キミノベル」の創刊プロジェクト第2弾として実施していた楽曲制作プロジェクト「この夏、キミノウタをつくろう!」が完結した。
一般の読者やファンから募集した物語を原案に、小説世界と音楽が融合した今回の楽曲。MVは、YOASOBI「優しい彗星」のMVやTVアニメ『BEASTARS』の第2期ED映像などを手掛けたアニメーション作家・門脇康平さんがディレクションを担当した。
【画像】花譜「それを世界と言うんだね」手描き感のあるアニメMV
読者参加型プロジェクトが遂に完成
プロジェクト第2弾である「この夏、キミノウタをつくろう!」キャンペーンは7月よりスタート。「もしもキミが物語の主人公だったら?」をテーマに、誰もが描いている夢や願いを読者から物語形式で募集し、集まった物語を原案に楽曲を制作した。 プロジェクトには「キミノベル」公式アンバサダーである花譜さんに加え、音楽に小説とマルチな分野で活躍するカンザキイオリさんが参加。KAMITSUBAKI STUDIOの2人により、小説世界と音楽が融合した楽曲「それを世界と言うんだね」を完成させた。
楽曲は読者から寄せられた物語を原案として、カンザキイオリさんが作詞・作曲・編曲を行う中で1つのストーリーに。「キミノベル」のコンセプトであるあらゆる人や世界と“つながり合う”という想いにもリンクした楽曲を花譜さんが歌唱した。
花譜が魔法使いや猫に変身
門脇康平さんがディレクションしたアニメーションMVでは、どこか懐かしくて切ない、線画を活かした手触り感のあるタッチで、楽曲の世界観が鮮やかに描かれている。 MVの始まりは花譜さんの夢の中。魔法使いや猫に変身、明治時代にタイムスリップするなど、読者の子どもたちが描いた物語の中に入り込んでいくかのように場面が展開していく。 小説世界と音楽が融合したMVは、ひとつのストーリーを持ちながら、読者それぞれの視点に優しく寄り添い背中を押してくれるようなラストになっている。花譜、カンザキイオリ、門脇康平コメント
花譜さんコメント
「それを世界と言うんだね」は、本を開けばその先で、いつでも誰のもとへでも行けるという胸の高揚感とか、物語や知識の海を身一つで漂うような心地よさとか、それを通じて誰かと繋がる喜びとか、そういうワクワクに思いを馳せて歌いました。
これまでレーベルアンバサダーとしてキミノベルの本を読んだりインタビューしていただいたりして、自分が小学校の時に読んでいた本のことを思い出したんですけど、きっかけさえあれば意外と詳細まで思い出せるものだな…!と思いました。『星の王子さま』の朗読では、今まで物語を口に出して読むことって音読の宿題でとかしかなかったので、新しい読書への近づき方でした!
カンザキイオリさんコメント
読者の皆様からいただいた、夢に満ち溢れた素敵な投稿をパズルの様にはめ込みながらこの曲ができました。
聴いてくれた「キミ」に寄り添えるように、みんなが口ずさめる様なフレーズを入れながら曲を作り上げました。楽しみながら、聴いて欲しいです。
門脇康平さんコメント
今回は、大きく分けて3つの場所が舞台になっておりますが、それぞれのパート特有の表現の魅力というものを追求した結果、飽きのこない、最後まで楽しんで観て頂ける一本に仕上がったのではと思っております。
何度観ても楽しめるように、細かいところまで作り込みましたので、是非1カット1カット味わうように観て頂けたら幸いです。
物語の完成=終わりではない
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