その結果、日本人の2人に1人は年に1冊以上は漫画を読むことが明らかになった。
年代別に見てみると、10~40代では年に1冊以上漫画を読む割合が約6割、一方で50~60代ではその割合が4割と大きく減少。
CCCマーケティングでは背景として、『週刊少年ジャンプ』(集英社)が漫画雑誌の最高発行部数を更新した1994年~1995年に漫画をよく読んでいた人にとって、漫画が日常的なものとして受け止められていることが推測されるという。
また読むときの媒体は単行本(54.7%)と電子書籍(53.9%)が5割ずつといった実態も報告されている。
漫画によるプラスの影響、1位は「知識が増えた」
漫画からプラスの影響を受けた人は72.2%と高い割合に。およそ7割が漫画からも知識を得ている実態が明らかになると共に、漫画が多くの日本人の考え方や行動にプラスの影響をもたらしていることがわかる。具体例として順に「知識が増えた」(74.0%)、「価値観・人生観が変わった」(45.4%)、「新しく友だちができた」(13.0%)が上位に挙げられている。
具体例のきっかけになった漫画タイトル
【知識が増えた漫画】
1位『美味しんぼ』 2位『名探偵コナン』 3位『こちら葛飾区亀有公園前派出所』
【価値観・人生観が変わった漫画】
1位『ONE PIECE』 2位『SLAM DUNK』 3位『鬼滅の刃』
【新しく友だちができた漫画】
1位『ONE PIECE』 2位『鬼滅の刃』 3位『ハイキュー!!』
『3月のライオン』『僕ヤバ』がおすすめタイトルに
また毎日1冊以上の漫画を読み、月に漫画にかける金額が1万円以上の回答者がシチュエーションごとにおすすめした漫画が以下の通り。長年ファンに支持されメディアミックスも多彩な『テニスの王子様』から、ここ数年で人気を確立した『僕の心のヤバイやつ』まで多様なタイトルが挙げられている。
【大笑いしたい時】
『女子高生の無駄づかい』『ワンパンマン』
【元気になりたい時】
『テニスの王子様』『この美術部には問題がある!』
【泣きたい時】
『夏目友人帳』『ANGEL VOICE』
【恋をしたい時】
『僕の心のヤバイやつ』『私のことを憶えていますか』
【人生について考えたい時】
『3月のライオン』『うさぎドロップ』
調査概要
調査方法:インターネット(Tアンケート)
調査期間:2021年9月21日(火)~9月22日(水)
調査地域:全国
調査対象:18~69歳の男女(T会員)
サンプル数:1504名
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