転換期のVTuberを記録する書籍『風とバーチャル』 2016年以前からの年表も掲載

転換期のVTuberを記録する書籍『風とバーチャル』 2016年以前からの年表も掲載
転換期のVTuberを記録する書籍『風とバーチャル』 2016年以前からの年表も掲載

『風とバーチャル』/題字:八坂天

POPなポイントを3行で

  • VTuberの転換期を記録する書籍『風とバーチャル』
  • VTuberの文芸、歴史編纂、研究を主題にコラムなど
  • 2016年以前からの年表や関連企業の一覧も掲載
バーチャルYouTuber(VTuber)に関する文芸・歴史編纂・研究を主題とする同人誌『風とバーチャル』の発刊プロジェクトがスタートしました。

VTuber分野で活動するライターを中心とした同編集部が、Kizuna AI(キズナアイ)さんの誕生から5年の今を転換期と捉え、過去と現在を記録した書籍として12月に発刊予定です。

VTuberの転換期に綴られる『風とバーチャル』

2016年のKizuna AIさんの誕生後、2017年末から2018年にかけて巻き起こったVTuberの大流行。そこから3年が経ち、VTuber業界は転換期を迎えています。

『風とバーチャル』編集部は、現状について「『バーチャルYouTuber四天王』といった言葉を中心に回っていた2018年から早くも様々な観点により情勢は目まぐるしく変化して」いると指摘。

「YouTubeチャンネル登録者数300万人を突破したVTuberの登場(がうる・ぐらさん/ホロライブ)や、絶大な人気を誇ったバーチャルタレントが様々な形で引退・卒業する一方、多種多様な切り口を用いながら、世界中でデビューを果たすVTuberの勢いは衰えを知ることがありません」とシーンを説明しています。

VTuberの知の記録としての特異点に

12月発刊予定の『風とバーチャル』では、2018年からVTuber日報を書き続けているうぇるあめさんによるVTuber年表(2016年以前からのもの)や、VTuberの関連企業を解析しているライター・浅田カズラさんが集めたVTuber関連企業の一覧などを掲載。 そのほか、これまでVTuberに関する記事が掲載されたメディア・書籍などのデータベース、メディアでVTuber関連の記事を執筆したことがあるライターが書くコラム、業界関係者へのインタビューなどです。

同編集部では「世界各所で行われているVTuberの知の記録と試みの中の一つとして、非常に意欲的かつ本格的な特異点になることを編集部一同確信しております。是非、今年末の発刊の際にはお手に取って頂き、ご一読頂ければ幸いです」とコメントしています。

なお有志からのコラムの寄稿、インタビュー依頼を募集しているとのこと。詳細は編集主幹をつとめる古月さんまで(@ran_koga_mas)。

広がるVTuberの可能性

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