缶なのにまるでジョッキに注がれたような滑らかな泡立ちが楽しめる「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」。
4月6日のコンビニでの先行発売から、家でもジョッキのような泡立ちが楽しめるという衝撃は反響を呼び、あまりの人気に商品供給が追い付かず、4月8日に一時出荷停止が発表された。
現時点では出荷再開の見込みは立っていないものの、「4月20日(火)の全業態発売に向け準備を進めている」というアサヒに聞いてみた。
アサヒ担当者 開発期間は約4年ですので、開発当初からコロナ禍を想定していたものではございません。
お客様に驚きと感動を与えられるようなイノベーティブな商品をご提案し、ビール市場活性化につなげていきたいという想いから開発を進めてまいりました。
ですが、コロナ禍となり、今後もwithコロナが継続される中、増える家飲みをより楽しくする新しい飲用スタイルをご提案し、ビールへの興味・関心を喚起することができる商品であると考えております。アサヒスーパードライ 「生ジョッキ缶の楽しみ方動画」
──きめ細かい泡が出てくるのはどのような仕組みなのでしょうか?
アサヒ担当者 アルミ缶の中に、特許出願中の特殊な塗料を焼き付け、クレーター状の凸凹をつくります。
開口時に缶内の圧力が解放されると、このクレーター状の凹凸部分から発泡し、クリーミーな泡立ちを実現しております。通常の缶では発泡はほとんど起こりません。
手や口を切らずに安全に全開するふたの開発、お店の生ジョッキと同等の泡立ちの実現など、様々な高いハードルがありました。 アサヒ担当者 特に自然発泡する容器開発には苦労し、2020年だけでも、工場でのライン試験を計11回実施しております。
内面塗料の改良など幾度となくテスト・改善を繰り返すことで泡立ち性能が大幅に向上しました。
──飲み終わったあとは、通常のビールを注いでも泡立ちを楽しめるのでしょうか?
アサヒ担当者 先ほど申し上げたように開口時の気圧の変化による発泡が主になりますので、2次利用は想定しておりません。
開口時以降も何度も泡が発生する仕組みになっておりますが、一番多く泡が発生するのは開口時で、それ以降は泡立ちは減っていきます。
──全業態での発売を前に、あまりの人気から一時出荷停止するまでに至りました。今回の反響をどのように受け止めていますか?
アサヒ担当者 お客様ならびにお得意先さまに多大なご迷惑をおかけすることとなりますので、関係者の皆様に大変申し訳ない事態であると受け止めてります。
──今後の再販予定についての見通しはありますか?
アサヒ担当者 現時点では出荷再開の見込みは立っていませんが、4月20日(火)の全業態発売に向けて準備を進めています。アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶 CM 「体験!生ジョッキ缶動画 オムニバスA」篇
なお、「生ジョッキ缶」は温度によって泡立ちが変化。温度が低いと泡が少なめ、高いと泡が多めになるようで、飲み頃温度は4℃~8℃とのこと(12℃以上はふきこぼれに注意)。
公式サイトでは、「生ジョッキ缶」のプロジェクトを統括したブランドマネージャーの開発秘話も公開されているので(外部リンク)、それらを眺めつつ出荷再開を待ちたいところだ。
※飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。
4月6日のコンビニでの先行発売から、家でもジョッキのような泡立ちが楽しめるという衝撃は反響を呼び、あまりの人気に商品供給が追い付かず、4月8日に一時出荷停止が発表された。
大反響の「生ジョッキ缶」はいかしにて開発されたのか? どうやって泡立ちを再現しているのか?コンビニエンスストアで先行発売したアサヒスーパードライ生ジョッキ缶は、現在販売好調により商品供給が追い付かず一時出荷停止となっております。
— アサヒビール ASAHIBEER (@asahibeer_jp) April 8, 2021
その影響により、期中ではありますが、本キャンペーンを終了させていただきます。お客様には大変ご迷惑をおかけしますこと心よりお詫び申し上げます。
現時点では出荷再開の見込みは立っていないものの、「4月20日(火)の全業態発売に向け準備を進めている」というアサヒに聞いてみた。
開発期間4年、特殊な凹凸が生み出す滑らかな泡立ち
──「生ジョッキ缶」の開発経緯を教えてください。コロナ禍における家飲み需要の増加も関係しているんでしょうか?アサヒの生ジョッキ缶、想像の3倍くらい泡出てきてビックリした pic.twitter.com/UrVDuEGl6v
— コバヤシ(みらいん) (@mirainwonder) April 8, 2021
アサヒ担当者 開発期間は約4年ですので、開発当初からコロナ禍を想定していたものではございません。
お客様に驚きと感動を与えられるようなイノベーティブな商品をご提案し、ビール市場活性化につなげていきたいという想いから開発を進めてまいりました。
ですが、コロナ禍となり、今後もwithコロナが継続される中、増える家飲みをより楽しくする新しい飲用スタイルをご提案し、ビールへの興味・関心を喚起することができる商品であると考えております。
アサヒ担当者 アルミ缶の中に、特許出願中の特殊な塗料を焼き付け、クレーター状の凸凹をつくります。
開口時に缶内の圧力が解放されると、このクレーター状の凹凸部分から発泡し、クリーミーな泡立ちを実現しております。通常の缶では発泡はほとんど起こりません。
手や口を切らずに安全に全開するふたの開発、お店の生ジョッキと同等の泡立ちの実現など、様々な高いハードルがありました。 アサヒ担当者 特に自然発泡する容器開発には苦労し、2020年だけでも、工場でのライン試験を計11回実施しております。
内面塗料の改良など幾度となくテスト・改善を繰り返すことで泡立ち性能が大幅に向上しました。
──飲み終わったあとは、通常のビールを注いでも泡立ちを楽しめるのでしょうか?
アサヒ担当者 先ほど申し上げたように開口時の気圧の変化による発泡が主になりますので、2次利用は想定しておりません。
開口時以降も何度も泡が発生する仕組みになっておりますが、一番多く泡が発生するのは開口時で、それ以降は泡立ちは減っていきます。
──全業態での発売を前に、あまりの人気から一時出荷停止するまでに至りました。今回の反響をどのように受け止めていますか?
アサヒ担当者 お客様ならびにお得意先さまに多大なご迷惑をおかけすることとなりますので、関係者の皆様に大変申し訳ない事態であると受け止めてります。
──今後の再販予定についての見通しはありますか?
アサヒ担当者 現時点では出荷再開の見込みは立っていませんが、4月20日(火)の全業態発売に向けて準備を進めています。
公式サイトでは、「生ジョッキ缶」のプロジェクトを統括したブランドマネージャーの開発秘話も公開されているので(外部リンク)、それらを眺めつつ出荷再開を待ちたいところだ。
※飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。
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1件のコメント
匿名ハッコウくん(ID:4383)
ジョッキと考えて呑むと、オイラの低い鼻でも、缶口に当たって呑み難い。味が変わる訳でもなく、量が減って実質値上げで、缶蓋が昔みたいに棄てられて、環境に悪影響が出る事を考えると、販売する意味がわからない。