『鬼滅の刃』海賊版コミック全巻セットがAmazon、メルカリで流通 集英社が注意喚起

『鬼滅の刃』海賊版コミック全巻セットがAmazon、メルカリで流通 集英社が注意喚起
『鬼滅の刃』海賊版コミック全巻セットがAmazon、メルカリで流通 集英社が注意喚起

『鬼滅の刃』1巻/画像はAmazonから

POPなポイントを3行で

  • 『鬼滅の刃』まさかの紙をコピーした海賊版
  • その全巻セットがAmazonやメルカリで確認
  • 『週刊少年ジャンプ』編集部が注意喚起
週刊少年ジャンプ』の編集部がTwitterで、『鬼滅の刃』の海賊版コミック全巻セット(紙版)が流通していると注意喚起しました。

編集部のツイートによれば、海賊版の全巻セットはメルカリAmazonで販売されていることが確認されています。

また現時点で一般書店、コンビニエンスストアおよびネット書店の運営元が販売しているものからは、海賊版は見つかっていないとのことです。

なお正規品と海賊版の見分け方については、海賊版はコミックスの厚み(背幅)が薄いこと、4巻の表紙カバーの裏表紙の定価表記「本体400円+税」が罫線で囲まれていないことの2点を挙げています。

画像は『週刊少年ジャンプ』編集部 公式Twitterから

集英社は関係各所に協力を要請、すでに対策に乗り出す

画像は『週刊少年ジャンプ』編集部 公式Twitterから

この海賊版セットは、正規品をスキャンして制作されたものと見られており、編集部の確認によると、同セット内の1巻の奥付は「2020年6月30日第39刷発行」になっているようです。

集英社は対策のため、現在関係各所に海賊版を排除するための協力を要請していること、海賊版セットを購入した場合の返品・交換、真贋の判断などの対応は受け付けていないとしており、購入の際には注意するよう呼びかけています。

まさかの「紙の海賊版」が発生

海賊版と漫画といえば「漫画村」の騒動が思い出されます。

「漫画村」は主に2017年から2018年にかけて、違法アップロードされた漫画などを公開していたWebサイトです。

サイトの公開から利用者が増え続けたこともあり各出版社が危機感を募らせ、政府が対応に動き、その一環でブロッキングに関する議論が巻き起こるなど、良くも悪くも話題になりました。

海賊版を避けるには一般書店で購入するのが無難か

この騒動からはや3年といった現在、思いも寄らない「紙の海賊版」が登場です。

米『TIME』による「次世代の100人」に原作者の吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)さんが選ばれ、日本映画史に刻まれるであろう大ヒットを飛ばす『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』も以前として話題ですが、まさかこのような事態は誰も想定していなかったでしょう。

『週刊少年ジャンプ』編集部によれば、海賊版は正規品をスキャンして制作されたと見られています。

厄介なのが、上記した2点以外に真贋を判別する方法が確定されていないところでしょうか。

正規品と比べると明らかに厚みが薄いという一目瞭然の粗さではあるのですが、Amazonやメルカリのようなネットを介すやり取りにおいて、その正規品を扱う販売元かどうかを見極めるのは非常に困難です。

しかし一時は売切続出だった一般書店でも在庫が十分に流通し始めているため、海賊版を避けるのであれば、そちらで購入するのが無難でしょう。

違法アップロードを巡るあれこれ

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