テレビ朝日が日本人が一番好きな漫画を決める企画「漫画総選挙」を発表。
現在、テレビ朝日公式サイトにて好きな漫画ベスト5までを投票できる。
日本人が一番好きな漫画を決めるとあって話題になり、Twitter「#漫画総選挙」がトレンド入りも果たした。
さまざまななコラボレーションによって多大な経済効果を生んでいる同作の原作は、吾峠呼世晴さんが『週刊少年ジャンプ』で連載していた漫画だ。
そういった僕たちの生活に根差している漫画の中から、日本人が一番好きな漫画を投票で決めようというのがテレビ朝日の「漫画総選挙」だ。
このハッシュタグを用いた投稿は4月2日時点で62万件以上にのぼり、Twitterのトレンドで世界1位を獲得した。
4月10日には投稿件数ベスト50作品を発表。今回は10位まで紹介するが、いずれもこうした投票企画ではお馴染みの人気作だ。
そのほかは10位の講談社『なかよし』掲載の『カードキャプターさくら』以外は、『週刊少年ジャンプ』作品が続き、ジャンプブランドの強さをうかがわせた。
このランキングは「私を構成する」漫画なので、投稿した人も影響を受けた作品を挙げることが多かったように思われる。
テレビ朝日の「漫画総選挙」のように、シンプルに好きな作品となるとどのようにランキングが変化するのか、はたまた旬な『鬼滅の刃』がランクインするのか楽しみだ。
ベテランの新作から、話題をかっさらった新人まで、短編やまだ巻数が出ていない手に取りやすい作品を5つピックアップしていく。
ハイクオリティーなアニメ化によって、漫画内でつくられた作品がプロたちの手で実際に動かされる様は、この作品くらいでしか味わえない夢のような体験だ。
乃木坂46主演で実写映画化もされており、乗りに乗っている一作と言える。既刊は5巻。
KAI-YOUでは原作者・大童澄瞳さんへのインタビューも行っている。 『映像研には手を出すな! 』をAmazonでチェックする
OLの主人公・シイノトモヨが、複雑な家庭環境に置かれ自殺してしまった幼馴染のマリコと旅に出るというストーリー。
2人が旅に出るまでの経緯や関係性などが情感的に描かれた名作。2人の旅がどのような帰着を迎えるのかはぜひ読んでほしい。
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漫画家や編集、読者など漫画に関わる人を描いているのだが、とにかくほぼ全員欲にまみれていて醜い……けれどもどこかわかってしまう「あるある」がちりばめられたベテランの技が光る絶妙な作品。
全5巻という中に出版の不況やSNS、漫画村に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)などに対する、ままならないモヤモヤを込めに込め走り抜けた怪作。
言いたいことをすべてぶちまけ、まさかという終わり方にもかかわらず、妙に納得感のあるラストは必見だ。全5巻。
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日本ではあまり知られていないが、豊かな文化を持つ南米の格闘技「カポエイラ」を題材とした格闘漫画で、高い画力と構成力で魅せる作品。
本作は『週刊ヤングジャンプ』から電子の『となりのヤングジャンプ』に移籍し隔週掲載になったが、これが大当たり。
もともと週刊でも定評のあった構成力が2週分練られることで、高い画力はそのままに毎話ストーリーが転がりに転がって、更新されるたびにSNSで感想や考察が投稿されまくっている。既刊8巻。
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著者自身の実体験をベースに、日本のヒップホップ黎明期である90年代と現在の2つの時代をまたにかけ、団地に住む気弱な少年がストリートカルチャーに浸かっていく様を描いた作品。
世界を席巻し、日本でも流行しているヒップホップの文化や空気感を学べる。
現実世界を舞台にしたリアルな生活を描いたストーリーでありながら、一般的には知られないアンダーグラウンドな世界の話で先の読めない展開ばかり。
巻末に収録された作者・Ghetto Hollywood(SITE)さんとラッパー・PUNPEEさん、コミックアーティストのエド・ピスコーさんの対談もとても興味深いものになっている。既刊1巻。
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現在、テレビ朝日公式サイトにて好きな漫画ベスト5までを投票できる。
日本人が一番好きな漫画を決めるとあって話題になり、Twitter「#漫画総選挙」がトレンド入りも果たした。
何がランクインするのか?漫画総選挙
現在公開中のアニメ映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の興行収入が3日間で46億円を突破。さまざまななコラボレーションによって多大な経済効果を生んでいる同作の原作は、吾峠呼世晴さんが『週刊少年ジャンプ』で連載していた漫画だ。
そういった僕たちの生活に根差している漫画の中から、日本人が一番好きな漫画を投票で決めようというのがテレビ朝日の「漫画総選挙」だ。
ネットで開催された「#私を構成する5つのマンガ」の1位は『ハガレン』
なお同様の企画は3月、漫画好きのためのコミュニティ・アルが「#私を構成する5つのマンガ」という企画をネット上で開催。このハッシュタグを用いた投稿は4月2日時点で62万件以上にのぼり、Twitterのトレンドで世界1位を獲得した。
4月10日には投稿件数ベスト50作品を発表。今回は10位まで紹介するが、いずれもこうした投票企画ではお馴染みの人気作だ。
1位になったのは、『月刊少年ガンガン』の不朽の名作『鋼の錬金術師』。「#私を構成する5つのマンガ」投稿数トップ10
1位 鋼の錬金術師/荒川弘
2位 ONE PIECE/尾田栄一郎
3位 銀魂/空知英秋
4位 HUNTER×HUNTER/冨樫義博
5位 SLAM DUNK/井上雄彦
6位 NARUTO-ナルト-/岸本斉史
7位 ハイキュー!! /古舘春一
8位 BLEACH/久保帯人
9位 家庭教師ヒットREBORN! /天野明
10位 カードキャプターさくら/CLAMP
そのほかは10位の講談社『なかよし』掲載の『カードキャプターさくら』以外は、『週刊少年ジャンプ』作品が続き、ジャンプブランドの強さをうかがわせた。
このランキングは「私を構成する」漫画なので、投稿した人も影響を受けた作品を挙げることが多かったように思われる。
テレビ朝日の「漫画総選挙」のように、シンプルに好きな作品となるとどのようにランキングが変化するのか、はたまた旬な『鬼滅の刃』がランクインするのか楽しみだ。
編集部員の最近推したい漫画5選
せっかくの機会なので個人的に最近読んだ中で推したい漫画を紹介させていただきたい。ベテランの新作から、話題をかっさらった新人まで、短編やまだ巻数が出ていない手に取りやすい作品を5つピックアップしていく。
『映像研には手を出すな!』
自主制作アニメをテーマにした物語で、それぞれにこだわりをもったキャラクターたちが金銭やプロモーションなど現実的な問題と熱量の間で苦心しつつ作品をつくり上げていく。ハイクオリティーなアニメ化によって、漫画内でつくられた作品がプロたちの手で実際に動かされる様は、この作品くらいでしか味わえない夢のような体験だ。
乃木坂46主演で実写映画化もされており、乗りに乗っている一作と言える。既刊は5巻。
KAI-YOUでは原作者・大童澄瞳さんへのインタビューも行っている。 『映像研には手を出すな! 』をAmazonでチェックする
『マイ・ブロークン・マリコ』
1話が公開されるとすぐに話題になり、更新のたびにネットを賑わせた、新人作家・平庫ワカさんによる短編作品。OLの主人公・シイノトモヨが、複雑な家庭環境に置かれ自殺してしまった幼馴染のマリコと旅に出るというストーリー。
2人が旅に出るまでの経緯や関係性などが情感的に描かれた名作。2人の旅がどのような帰着を迎えるのかはぜひ読んでほしい。
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『狭い世界のアイデンティティー』
『ミスミソウ』や『ハイスコアガール』で知られる押切蓮介さんの新作。漫画家や編集、読者など漫画に関わる人を描いているのだが、とにかくほぼ全員欲にまみれていて醜い……けれどもどこかわかってしまう「あるある」がちりばめられたベテランの技が光る絶妙な作品。
全5巻という中に出版の不況やSNS、漫画村に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)などに対する、ままならないモヤモヤを込めに込め走り抜けた怪作。
言いたいことをすべてぶちまけ、まさかという終わり方にもかかわらず、妙に納得感のあるラストは必見だ。全5巻。
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『バトゥーキ』
『週刊ヤングジャンプ』でギャンブル漫画最高峰とも言われた『嘘喰い』を連載していた迫稔雄さんの新作。日本ではあまり知られていないが、豊かな文化を持つ南米の格闘技「カポエイラ」を題材とした格闘漫画で、高い画力と構成力で魅せる作品。
本作は『週刊ヤングジャンプ』から電子の『となりのヤングジャンプ』に移籍し隔週掲載になったが、これが大当たり。
もともと週刊でも定評のあった構成力が2週分練られることで、高い画力はそのままに毎話ストーリーが転がりに転がって、更新されるたびにSNSで感想や考察が投稿されまくっている。既刊8巻。
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『少年イン・ザ・フッド』
第1話冒頭が「これは僕のフッド(地元)で起きた映画みたいな本当の話」と始まるGhetto Hollywood(SITE)さんのヒップホップ漫画。著者自身の実体験をベースに、日本のヒップホップ黎明期である90年代と現在の2つの時代をまたにかけ、団地に住む気弱な少年がストリートカルチャーに浸かっていく様を描いた作品。
世界を席巻し、日本でも流行しているヒップホップの文化や空気感を学べる。
現実世界を舞台にしたリアルな生活を描いたストーリーでありながら、一般的には知られないアンダーグラウンドな世界の話で先の読めない展開ばかり。
巻末に収録された作者・Ghetto Hollywood(SITE)さんとラッパー・PUNPEEさん、コミックアーティストのエド・ピスコーさんの対談もとても興味深いものになっている。既刊1巻。
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