大英博物館のオンライン公開点数が爆増 あの「ロゼッタストーン」も無料開放

大英博物館のオンライン公開点数が爆増 あの「ロゼッタストーン」も無料開放
大英博物館のオンライン公開点数が爆増 あの「ロゼッタストーン」も無料開放

ロゼッタストーン/(c) The Trustees of the British Museum

POPなポイントを3行で

  • 大英博物館がオンラインデータベースをアップデート
  • 観覧できる収蔵品を大幅に増やし無料開放
  • ロゼッタストーンもじっくり観られる
イギリス・ロンドンにある大英博物館が、2007年に開設したオンラインのコレクションデータベースを大幅にアップデート。

ユーザーは公開されている190万点以上のコレクションの写真を、大英博物館へのクレジットを明記することで無料で使用できる(条件はクリエイティブ・コモンズ 4.0ライセンス/CC BY 4.0)。

世界最大級の規模を誇る大英博物館

(c) The Trustees of the British Museum

大英博物館は世界でも最大級の博物館の一つ。

世界中から歴史的価値のある品を収集。日本の由来のものも多く収蔵されており、葛飾北斎が描いた作品などもコレクションに名を連ねている。

総計800万点にのぼるコレクションはその大半が収蔵庫に眠っているため、常設展示されているのは僅か。しかし、それでも1日では見きれないほどの展示物が館内を埋め尽くしている。

ちなみに入館料は無料。寄付を受け付けており、そこで集まった世界中からの寄付金などで維持・運営されている。

あの「ロゼッタ・ストーン」もオンラインで鑑賞できる

データベースの大幅なアップデートは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を考慮してのもの。

古代エジプトの石碑「ロゼッタ・ストーン」、7世紀のイングランドの墓地であるサットン・フーの工芸品、かつてアフリカ大陸にあったベニン王国の青銅器など、同館で最も有名な品々が含まれており、今後もデータベースのアップデートは続く予定だ。

ハートウィグ・フィッシャー館長は「学生も、芸術家も、学者も、歴史や文化を愛する人も、人類史の豊かさ、多様性、複雑さ含む大英博物館のコレクションを探求するための資料としてください」と話している。

オンラインのいろんな試み

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