実験的カルトアニメ『serial experiments lain』がデジタル所有権販売

実験的カルトアニメ『serial experiments lain』がデジタル所有権販売
実験的カルトアニメ『serial experiments lain』がデジタル所有権販売

『serial experiments lain』×「Anique」

POPなポイントを3行で

  • 『serial experiments lain』のアートワーク所有権を販売
  • 世界にひとつだけのデジタル所有権をユーザーに付与
  • ブロックチェーンを活用したサービス「ANIQUE」
アニメ、マンガ、ゲームなどのアートワークのデジタル所有権を販売し、購入者が世界にひとつだけのコレクションとして保有・売買することを可能にするサービス「Anique」。

その第2弾プロジェクトにカルト的人気を誇るメディアミックス作品『serial experiments lain』(シリアルエクスペリメンツレイン)が選ばれた。

プロジェクトでは、『serial experiments lain』のアートワーク20点のデジタル所有権を販売。20点の内9点は、同作のキャラクターデザインを担当した安倍吉俊さんのアートワークだ。

そのほか10点のアニメーションカットを抽選形式で販売。残り1点のファーストキービジュアルがオークション形式で販売される。応募受付は9月30日からスタートしている。

ブロックチェーン技術を活用した「Anique」

「Anique」ロゴ

「Anique」は5月からスタートしたサービス。NFT(Non-FungibleToken)というブロックチェーン技術を活用し、世界に1つだけのデジタル所有権をユーザーに付与する。

取り扱うコンテンツは、日本のアニメやマンガ、ゲームを中心としたアートワーク。第1弾は人気アニメ『進撃の巨人』のアートワーク26点のデジタル所有権の抽選販売を行い、多数の応募と大きな反響を呼んだ。 なお、デジタル所有権を売却する際、支払額の一部は製作者へと還元される。

現代ネット社会を予見『serial experiments lain』

「Anique」では、現在人気を博しているコンテンツだけでなく、すでに放送や販売が終了した“眠っている資産”も対象としている。

第2弾として採用された『serial experiments lain』も、1998年のアニメ放送から20年以上を経てもなお根強い人気を誇る。

雑誌連載・アニメ・ゲームなどで物語が同時進行・相互補完する「メディアミックス」作品という当時としては先進的な切り口から制作された。

一方で、現代にも通じるインターネット時代の人々のつながりと社会問題を予見していた実験的作品という側面を持つ。

7月には二次創作を商用・非商用にかかわらず無償で許諾する「TTL 2019-2028」プロジェクトを発表。20周年を経て先進的な取り組みを展開している。

『serial experiments lain』の記念碑的な1枚も

serial experiments lain ファーストキービジュアル

『serial experiments lain』のビジュアルが初めて公開された記念碑的な1枚も購入可能。こちらはデジタル所有権とリミテッドエディションのセットで、30000円以上の入札金額から申し込める。

またデジタル所有者の保有履歴はブロックチェーン技術によって記録される。そのため、もしアートワークを売却したとしても、歴代オーナーとして100%証明され続ける。

額装絵イメージ

なお、アートワークのオーナーになることで、原画に限りなく近い色調やタッチを忠実に再現し、繊細な階調表現を可能にする超高精細出力技術を用いて制作した額装絵を注文することができる。

そのほか、オーナー全員に特典として、作品のキャラクターデザイナーである安倍𠮷俊さんが手がけた貴重なビジュアルや絵コンテを閲覧する権利が与えられる。

絵コンテサンプル

(c)NBCUniversal Entertainment Japan LLC.

デジタルとカルチャー

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販売情報

オークション販売 & 抽選販売

受付期間
【第一弾 】2019年9月30日(月)10:00 〜10月10日(木) 12:00
【第二弾】2019年10月以降
※日本時間
当選発表
【第一弾】2019年10月21日(月)以降
当選者のみにメールで連絡

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