株式会社ユビキタスエンターテインメント(UEI)は、手書きに特化した独自OS搭載タブレット端末「enchantMOON(エンチャントムーン)」を39,800円(税込)で一般発売することを決定した。4月23日(火)からオンライン予約が開始。
「enchantMOON」は、「天才プログラマー/スーパークリエイター」に認定されているUEI代表取締役社長兼CEOの清水亮さん肝いりで制作が始まった手書き入力タブレット端末だ。
タブレットの外観デザインは、清水さんの盟友にして、『灰羽連盟』の原作などでファンから絶大な人気を誇るイラストレーター・安倍吉俊さんが担当。ガジェット好きながら、実際に製品として動作する筐体をデザインするのは初めてだったという安倍さんから出てきたのは、タブレット最大の売りである手軽なポータビリティに反した、ハンドルつきのタブレットデザインだったという。
しかし、タブレットにハンドルをつけるというこの斬新なアイデアは、一方で手書きに特化した端末であることを考えれば理に適った側面もある。国内外でも注目を集めているenchantMOONだが、やはりまずはその外観に目を奪われて興味を持つということが多いようだ。 さらに、実際のデバイスの設計段階から、『巨神兵東京に現わる』や『のぼうの城』の映画監督・樋口真嗣さんと、作家・思想家にして、株式会社ゲンロン代表取締役・東浩紀さんが関わっている。豪華な面々が携わったその「enchantMOON」の設計思想を表現していると言っても良い映像も制作され、現在YouTubeで第3弾まで公開されている。
「enchantMOON」は、Android 4.0をベースとして開発された画期的なユーザー体験を実現するための専用設計のOSを搭載している。手書き文字認識をベースに構築され、ペンは書く操作だけに集中でき、指はその他の操作に集中するという使い分けが大きな特徴だ。
とにかく「書く」ことに特化し、手書き文字からネット検索することも可能で、逆に閲覧しているネットの好きな部分をペンで切り取ってノートに貼り付け、そのままハイパーリンクボタンとすることなどもできる。また、手書きしたページにハイパーリンクを設置し、設置されたハイパーリンクによってページ間をWebのように相互に接続が可能。リンク構造を保ったままアップロードし、Webページとして公開することもできる。カメラも、「カメラ」または「camera」と書くことで起動させる仕様となっている。
また、「小学生でも使える」との触れ込みの簡単なプログラミング言語「MOONBlock(ムーンブロック)」を内蔵し、製品のカスタマイズやゲーム開発を学ぶことも可能とのこと。
今回、少量生産ながら、一般向け発売の第一弾として、オンライン予約による直接販売が決定。予約開始は4月23日(火)の正午からと発表された。価格は39,800円(税込)。5月下旬から順次出荷する予定とのこと。 また、同日、UEIとゲンロンが共同運営する五反田のゲンロンカフェにて、19時〜23時までタッチ&トライイベント「enchantMOON Night(エンチャントムーンナイト)」も開催される。
enchantMOON ; The Hypertext Authoring Tablet
http://enchantmoon.com/
以下、プレスリリースより
■ タッチ&トライイベント「enchantMOON Night(エンチャントムーンナイト)について
日時 : 4月23日 午後7時より(午後6時30分開場)
場所 : ゲンロンカフェ
住所 :〒141-0031 東京都品川区西五反田1-11-9 司ビル6F
電話番号:03-5719-6821 ■ enchantMOONハードウェア概要
CPU : AllWinner A10 1.2GHz
OS : MOONPhase
ディスプレイ : 8インチXGA(1024×768)フルカラーディスプレイ
入力方式 : 静電容量タッチパネル + アクティブ式デジタイザーペン
ヒープメモリ : 1.0GB DDR3
ストレージ : 16GB
通信方式 : Wi-Fi (802.11b/g/n)
カメラ : フロントカメラ及びセルフカメラ
バッテリー : 5000mAh/3.7V
付属品 : ACアダプタ
専用USBケーブル
専用ペンホルダー付きストラップ(初回出荷限定)
価格 : 39,800円(税込) 送料別
※オンライン予約は代金引換のみで送料・手数料別となります
■ 製品の特徴
本製品に内蔵されたMOONPhaseは、Android 4.0をベースとして開発された画期的なユーザー体験を実現するための専用設計のOSです。
手書き文字認識をベースに構築され、ペンは書く操作だけに集中でき、指はその他の操作に集中するという使い分けが大きな特徴になっています。
・書く機能
書くことにフォーカスして設計されており、同様のCPU比で5倍(当社比)の精度で指先の細かな動きまで再現することを可能にしました。
これにより、紙のノートに書く場合と限りなく近い操作性が実現できます。
・手書きノート検索機能
ユーザが手書きした文字は、自動的に文字認識され、指で囲むことで様々な操作が可能です。
手書き文字を自動的に文字認識し、あとから検索することができます。手書きのニュアンスを持たせたまま、情報処理ツールとしての機能を実現できます。
・Web検索と切り取り機能
手書き文字からWebページを検索することが可能です。また、閲覧したWebページの好きな部分をペンで切り取り、Webシールとしてノートに貼り付け ることができます。切り取ったWebシールは、そのままハイパーリンクボタンとなり、いつでも切り取り元のページにジャンプできます。
・撮影機能
指で任意の部分を囲み、境界内部に「カメラ」または「camera」と書くことでカメラが起動し、そのまま撮影できます。撮影した写真はシールとして使用することが出来ます。
・シール機能
自分で書いた文字やイラストをシールにしたり、ネット上から様々なシールアプリをダウンロードして機能追加が可能。
EvernoteやFacebook、Twitterなどと連携するシールが当初から提供される予定です。また、開発者は自由にJavaScript言語を用いてシールアプリを開発し、本製品に独自の機能を追加することが可能です。
・ハイパーテキスト機能
ユーザは手書きしたページにハイパーリンクを設置することができ、設置されたハイパーリンクによってページ間をWebのように相互に接続することが可能です。作成したハイパーリンクを含むページ群はリンク構造を保ったままアップロードし、Webページとして公開することができます。
・ビジュアルプログラミング機能
小学生でも使える簡単なプログラミング言語「MOONBlock(ムーンブロック)」を内蔵し、本製品のカスタマイズを行ったり、ゲーム開発を学んだりすることが可能です。
■株式会社ユビキタスエンターテインメントについて
株式会社ユビキタスエンターテインメントは、常に新時代のライフスタイルを提案することをモットーに、iPhone、iPadなどのスマート端末はもちろん、モバイル、PC全般の技術をベースとした“暮らし提案型企業”です。経済産業省が管轄するIPA(独立行政法人情報処理推進機構)の未踏ソフトウェア創造事業で採択された高度な技術を基盤として、それらを幅広く応用したライフスタイルサービスを常に提案しています。iモード黎明期の「iアバター」からスマートフォン対応のソーシャルゲーム「決戦!戦国VS三国志」「マジック&ドラゴンズ」まで、常に最先端のモバイルサイトやモバイル用ゲームの開発・運用に実績があります。また、みずほ銀行のスマートフォン向けARアプリケーション「ATM・店舗検索」の開発、二つ折りアンドロイド端末用の世界初の文房具アプリ「Zeptopad FOLIO」、HTML5環境向けゲーム開発エンジン「enchant.js」、enchant.jsをベースとした独自開発のハードウェア「enchantMOON」など、独自の視点でユニークな製品開発を続けています。
URL: http://www.uei.co.jp/
文:たかはしさとみ
「enchantMOON」は、「天才プログラマー/スーパークリエイター」に認定されているUEI代表取締役社長兼CEOの清水亮さん肝いりで制作が始まった手書き入力タブレット端末だ。
タブレットの外観デザインは、清水さんの盟友にして、『灰羽連盟』の原作などでファンから絶大な人気を誇るイラストレーター・安倍吉俊さんが担当。ガジェット好きながら、実際に製品として動作する筐体をデザインするのは初めてだったという安倍さんから出てきたのは、タブレット最大の売りである手軽なポータビリティに反した、ハンドルつきのタブレットデザインだったという。
しかし、タブレットにハンドルをつけるというこの斬新なアイデアは、一方で手書きに特化した端末であることを考えれば理に適った側面もある。国内外でも注目を集めているenchantMOONだが、やはりまずはその外観に目を奪われて興味を持つということが多いようだ。 さらに、実際のデバイスの設計段階から、『巨神兵東京に現わる』や『のぼうの城』の映画監督・樋口真嗣さんと、作家・思想家にして、株式会社ゲンロン代表取締役・東浩紀さんが関わっている。豪華な面々が携わったその「enchantMOON」の設計思想を表現していると言っても良い映像も制作され、現在YouTubeで第3弾まで公開されている。
「enchantMOON」は、Android 4.0をベースとして開発された画期的なユーザー体験を実現するための専用設計のOSを搭載している。手書き文字認識をベースに構築され、ペンは書く操作だけに集中でき、指はその他の操作に集中するという使い分けが大きな特徴だ。
とにかく「書く」ことに特化し、手書き文字からネット検索することも可能で、逆に閲覧しているネットの好きな部分をペンで切り取ってノートに貼り付け、そのままハイパーリンクボタンとすることなどもできる。また、手書きしたページにハイパーリンクを設置し、設置されたハイパーリンクによってページ間をWebのように相互に接続が可能。リンク構造を保ったままアップロードし、Webページとして公開することもできる。カメラも、「カメラ」または「camera」と書くことで起動させる仕様となっている。
また、「小学生でも使える」との触れ込みの簡単なプログラミング言語「MOONBlock(ムーンブロック)」を内蔵し、製品のカスタマイズやゲーム開発を学ぶことも可能とのこと。
今回、少量生産ながら、一般向け発売の第一弾として、オンライン予約による直接販売が決定。予約開始は4月23日(火)の正午からと発表された。価格は39,800円(税込)。5月下旬から順次出荷する予定とのこと。 また、同日、UEIとゲンロンが共同運営する五反田のゲンロンカフェにて、19時〜23時までタッチ&トライイベント「enchantMOON Night(エンチャントムーンナイト)」も開催される。
enchantMOON ; The Hypertext Authoring Tablet
http://enchantmoon.com/
以下、プレスリリースより
■ タッチ&トライイベント「enchantMOON Night(エンチャントムーンナイト)について
日時 : 4月23日 午後7時より(午後6時30分開場)
場所 : ゲンロンカフェ
住所 :〒141-0031 東京都品川区西五反田1-11-9 司ビル6F
電話番号:03-5719-6821 ■ enchantMOONハードウェア概要
CPU : AllWinner A10 1.2GHz
OS : MOONPhase
ディスプレイ : 8インチXGA(1024×768)フルカラーディスプレイ
入力方式 : 静電容量タッチパネル + アクティブ式デジタイザーペン
ヒープメモリ : 1.0GB DDR3
ストレージ : 16GB
通信方式 : Wi-Fi (802.11b/g/n)
カメラ : フロントカメラ及びセルフカメラ
バッテリー : 5000mAh/3.7V
付属品 : ACアダプタ
専用USBケーブル
専用ペンホルダー付きストラップ(初回出荷限定)
価格 : 39,800円(税込) 送料別
※オンライン予約は代金引換のみで送料・手数料別となります
■ 製品の特徴
本製品に内蔵されたMOONPhaseは、Android 4.0をベースとして開発された画期的なユーザー体験を実現するための専用設計のOSです。
手書き文字認識をベースに構築され、ペンは書く操作だけに集中でき、指はその他の操作に集中するという使い分けが大きな特徴になっています。
・書く機能
書くことにフォーカスして設計されており、同様のCPU比で5倍(当社比)の精度で指先の細かな動きまで再現することを可能にしました。
これにより、紙のノートに書く場合と限りなく近い操作性が実現できます。
・手書きノート検索機能
ユーザが手書きした文字は、自動的に文字認識され、指で囲むことで様々な操作が可能です。
手書き文字を自動的に文字認識し、あとから検索することができます。手書きのニュアンスを持たせたまま、情報処理ツールとしての機能を実現できます。
・Web検索と切り取り機能
手書き文字からWebページを検索することが可能です。また、閲覧したWebページの好きな部分をペンで切り取り、Webシールとしてノートに貼り付け ることができます。切り取ったWebシールは、そのままハイパーリンクボタンとなり、いつでも切り取り元のページにジャンプできます。
・撮影機能
指で任意の部分を囲み、境界内部に「カメラ」または「camera」と書くことでカメラが起動し、そのまま撮影できます。撮影した写真はシールとして使用することが出来ます。
・シール機能
自分で書いた文字やイラストをシールにしたり、ネット上から様々なシールアプリをダウンロードして機能追加が可能。
EvernoteやFacebook、Twitterなどと連携するシールが当初から提供される予定です。また、開発者は自由にJavaScript言語を用いてシールアプリを開発し、本製品に独自の機能を追加することが可能です。
・ハイパーテキスト機能
ユーザは手書きしたページにハイパーリンクを設置することができ、設置されたハイパーリンクによってページ間をWebのように相互に接続することが可能です。作成したハイパーリンクを含むページ群はリンク構造を保ったままアップロードし、Webページとして公開することができます。
・ビジュアルプログラミング機能
小学生でも使える簡単なプログラミング言語「MOONBlock(ムーンブロック)」を内蔵し、本製品のカスタマイズを行ったり、ゲーム開発を学んだりすることが可能です。
■株式会社ユビキタスエンターテインメントについて
株式会社ユビキタスエンターテインメントは、常に新時代のライフスタイルを提案することをモットーに、iPhone、iPadなどのスマート端末はもちろん、モバイル、PC全般の技術をベースとした“暮らし提案型企業”です。経済産業省が管轄するIPA(独立行政法人情報処理推進機構)の未踏ソフトウェア創造事業で採択された高度な技術を基盤として、それらを幅広く応用したライフスタイルサービスを常に提案しています。iモード黎明期の「iアバター」からスマートフォン対応のソーシャルゲーム「決戦!戦国VS三国志」「マジック&ドラゴンズ」まで、常に最先端のモバイルサイトやモバイル用ゲームの開発・運用に実績があります。また、みずほ銀行のスマートフォン向けARアプリケーション「ATM・店舗検索」の開発、二つ折りアンドロイド端末用の世界初の文房具アプリ「Zeptopad FOLIO」、HTML5環境向けゲーム開発エンジン「enchant.js」、enchant.jsをベースとした独自開発のハードウェア「enchantMOON」など、独自の視点でユニークな製品開発を続けています。
URL: http://www.uei.co.jp/
文:たかはしさとみ
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