太田出版のゲーム・カルチャー誌『CONTINUE』が、メディアミックス作品『serial experiments lain(シリアル エクスペリメンツ レイン)』を特集する。
12月18日(水)発売の最新号では、TVアニメとゲーム、6月から8月にかけてVRChatで開催されたオンライン展覧会「Wired展」、さらにはAI技術を用いた対話型サービス「AI lain」などについて、50ページにわたる特集を掲載。
定価は1980円(税込)。表紙には本作のキャラクター原案をつとめたイラストレーター・安倍吉俊さんによる、主人公・岩倉玲音の描きおろしイラストが使用されている。
発表から四半世紀経った今も国内外でカルト的人気を誇る『serial experiments lain』
『serial experiments lain』は、ネット文化が発達した世界を舞台に、岩倉玲音に起こる不可思議な現象を描いた作品。
1998年から雑誌での小説の連載、TVアニメの放送、PlayStation用のゲームなどを展開。媒体ごとに展開が大きく異なり、それぞれで物語を相互補完するような実験的作品でもあった。
インターネットが一般に普及する大きな契機となったといわれるWindows95の発売や、2ちゃんねるの登場(1999年)など、インターネット文化が勃興する最中にその未来を描いた意欲的な作品として知られる。
難解な内容はもとより、全編に漂う陰鬱とした雰囲気やサイコホラー要素が人を選ぶが、国内外でカルト的な人気を有する。
ゲームのリメイクor移植? 謎のショート動画をファンが様々に予想
2023年にはTVアニメの放送25周年を記念し、AI技術を活用して再現された岩倉玲音とビデオ通話を楽しむ対話型サービス「AI lain」が公開(現在はサービス終了)。
2024年6月20日〜8月18日には、オンライン展覧会「Wired展」が開催された。
「Wired展」には開催から5日時点で、国内外より2.5万人を超えるユーザーが来場。
大きな反響を呼び、発表から四半世紀がたった今でも『serial experiments lain』が多くの人々に親しまれていることを知らしめた。
なお、「Wired展」閉幕後は沈黙を保っていた公式Xが、10月31日に謎のショート動画を公開。
動画の意図は不明ながら、ファンの間ではプレミア価格が付くゲームのリメイクや他ハードへの移植が行われるのではないかという声があがっている。
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