ルイ・ヴィトンがe-Sports『LoL』世界大会のトロフィーケース制作

オンラインゲーム『リーグ・オブ・レジェンド』（略称：LoL）を開発したアメリカのゲーム会社・ライアットゲームズ（Riot Games）とフランスの世界的ファッションブランドであるルイ・ヴィトン（Louis Vuitton）がパートナー契約を締結した。

10月に開催される『LoL』の世界大会「2019リーグ・オブ・レジェンド World Championship」（通称：Worlds）において、ルイ・ヴィトンはライアットゲームズ協力のもと、大会を制した世界王者に贈られるトロフィー専用の特注トラベルケースを制作。

トロフィー専用特注トランクのデザインには、ルイ・ヴィトンらしい豊富な経験とセンス、そして『LoL』の世界から着想を得た先進性と最新テクノロジーが詰め込まれる。

ほかにもルイ・ヴィトンとRiot Gamesは、ルイ・ヴィトン ウィメンズ・コレクション部門アートディレクターのニコラ・ジェスキエールさんがデザインしたチャンピオンスキンおよびカプセルコレクション、そのほかゲーム内デジタル作品を近日中に公開予定だ。

e-Sportsの代名詞『リーグ・オブ・レジェンド』

『リーグ・オブ・レジェンド』は、複数のプレイヤーが2つのチームに分かれ、味方と協力しながら敵チームの本拠地破壊を目指すMOBA（Multiplayer online battle arena）型のゲーム。月間アクティブプレイヤーは1億人を超える。

基本プレイは無料で、140体以上の個性豊かな「チャンピオン」と呼ばれるキャラクターやつくりこまれた世界観、映像や音楽など、ゲーム以外のコンテンツも魅力の1つ。コスプレやファンアートをはじめとした熱狂的なコミュニティ活動も各地で行われている。 RTS（リアルタイムストラテジー）のテンポと迫力にRPG要素を加え、スピード感のある展開が特徴で、その競技性の高さから、e-Sportsの代名詞として世界中でプロリーグが開催。

毎年行われるeスポーツ最高峰の世界的祭典「League of Legends World Championship(WCS)」は視聴者数9,960万人を記録するなど大きな注目を集めている。

ルイ・ヴィトンが手がけた世界大会のトロフィーケース

ルイ・ヴィトンはこれまでにも様々なスポーツの世界大会でトロフィー用の特注トラベルケースを制作している。

2018年の「FIFAワールドカップ ロシア」や2017年の全仏オープンテニス「ローラン･ギャロス トーナメント」、2015年のラグビーワールドカップと、世界から注目されるこのペティションの場で、そのケースからトロフィーが出てくる様子を目にした人も多いだろう。

そうしたラインナップに、e-Sportsとして『LoL』の世界大会が加わることについて、ライアットゲームズ側は「歴史的パートナー契約」と語り、ルイ・ヴィトン側も「極めて意義深いイベントの一員となれることに、大変感銘を受けています」とコメントしている。

両陣営のトップがコメントを発表

Naz Aletahaさん（Riot Games グローバルeSportsパートナーシップ部門ヘッド）のコメント
リーグ・オブ・レジェンドeSports最高峰イベントの公式パートナーにLouis Vuitton社を迎えられたことを光栄に思います。同社のデザインはイベント全体のルックスや印象、気品をさらに高めてくれることになるでしょう。今回のパートナーシップは、過去9シーズンにわたりeSports業界に影響を与え続けてきたRiot Gamesとリーグ・オブ・レジェンドの取り組みを雄弁に語る、歴史的パートナー契約と言えます。LoLというスポーツは、LVブランドと共に今後も様々な取り組みを行っていきます。11月10日にパリでサモナーズカップが授与される瞬間はその代表的なものになるでしょう。

Michael Burkeさん（Louis Vuittonチェアマン／CEO）のコメント
リーグ・オブ・レジェンド World Championshipは世界最高峰のトーナメントであるだけなく、スポーツとエンターテインメントの世界が一つとなって新たなレジェンドの誕生を祝う、特別な場でもあります。Louis Vuittonは長きにわたり、世界に名立たるトロフィーとのコラボレーションを行ってきました。今回、そこにリーグ・オブ・レジェンドのサモナーズカップが加わります。極めて意義深いイベントの一員となれることに、大変感銘を受けています。