360度のカメラに対して「良い写真になるよう全力で」
──囲みと言えば、だよねさんの囲み撮影の写真はとても素敵に撮られています。何かコツはあるんでしょうか? だよね 広角レンズで撮ることですね。あとは囲みの輪郭が上手く撮れることに気を配っています。 ──えなこさんの囲みの規模は、近年大きくなりすぎていてしばしば話題ですよね。だよね えなこさんの囲みを最初に見たのは『ラブプラス』の高嶺愛花コスか『To LOVEる -とらぶる-』の金色の闇だと思います。 ──えなこさんは囲みで撮影されている際、どんな気分なんでしょうか?
えなこ 360度から常に撮られているので、「良い表情やポーズを決め続ける」ことに必死で、気分がどうこうとかはあまり思ったことがないです。
「この方向からだとこっちから光が差しているからこの顔向きで」とか、良い写真を残せるように全力を尽くしてます。
ありがたいことに、私を撮影してくださる方も増えているので、コスプレイベントに参加するときは広いコスプレ広場があるイベントに行くようにしています。
だよね 最近の囲みはあまりに大きすぎてもはや別ジャンルな気もしますが、あそこまで大きいならギネスに登録できるくらいのやつを1つやってみて欲しいなと思いますね(笑)。
こんなカメコは嫌だ/こんなコスプレイヤーは嫌だ
──踏み込んだお話をさせてください。コスプレイヤー的に「こんなカメコは嫌だ」、カメコ的に「こんなコスプレイヤーは嫌だ」というもの、改善してほしい点はありますか?だよね 地雷というのは特にないですね。撮影をお願いして断られることが何度も続くと、やや心は折れますけど……(笑)。
えなこ 予定通りにいかなくて待たせてしまったり体調が悪くなって撮影を中断したりというときは、怒らないで、コスプレイヤーも一参加者であるということを忘れないでいただきたいです。
──なるほど。逆に「こんなカメラマンさんは大歓迎」というものはありますか?
えなこ レイヤー的には、撮って出しの速報お写真より、現像やレタッチをして綺麗なお写真をいただけるととても嬉しいです……(笑)! ──少し気になる点として、コスプレイヤー・カメラマンは、共にコスプレ写真を作品としてつくりあげる上では同じクリエイターであるかと思いますが、コスプレ広場での上下関係は、基本的にコスプレイヤーが優位な状況にあるように思えます。それはなぜなんでしょうか?
だよね 先ほども言いましたが、レイヤーさんの善意で写真を撮らせてもらっているという大前提があるからです。
昔はカメラも現像も高価でしたから、カメラとコスプレという2つの役割をそれぞれ分担することで成立していたと思いますが、今はレイヤーさんがカメラを買えばカメコなしでも成立してしまいますからね(笑)。
それでもカメコは必要な存在だと僕自身は思いますけれど……。
──では、我々のような、腕章付き、プレスカメコへのご意見などありましたらぜひお願いします。
だよね 野良カメコ的にはプレスカメコという存在は敵みたいな感じです(笑)。と言っても、コスプレイベントで普通にカメコしている人が、大型イベントでプレスの腕章をしていると「あっ!あの野郎!」と思いますが、その程度ですね。
えなこ 記事に載せていただけるのはすごく嬉しいのですが、イベントでは他の一般参加者の方もたくさん撮りに来ているので、あまり特別扱いはできません…! というのを理解していただけると助かります!
──KAI-YOUも心に刻みます。
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