文化放送は1月21日、同社運営のアニメ・ゲーム・声優関連のインターネットラジオサービス「超!A&G+」を、3月31日(月)をもって終了すると発表しました。
現在「超!A&G+」で配信されている一部の番組は、4月から地上波での放送、または文化放送のオリジナル配信プラットフォーム「QloveR」に移行。
2007年から17年以上にわたり、いわゆるアニラジを中心としたネットラジオの配信サービスとして親しまれた「超!A&G+」。サービス終了後の詳細は、各番組より順次発表されるようです。
アニメ、ゲーム、声優関連のラジオを多数配信「超!A&G+」
「超!A&G+(チョウ エーアンドジープラス)」は、文化放送が2007年9月から運営されているインターネットラジオ配信サービス。
文化放送が制作し、デジタルラジオ推進協会が実用化試験放送していた地上デジタルラジオ「DigiQ+N 93」における、アニメ・ゲーム・声優関連番組を専門とするチャンネルとしてスタートしました。
2011年3月に、地上デジタルラジオの実用化試験放送が終了すると、同年4月から現在のインターネットラジオチャンネル「超!A&G+」として改め、アニメファンを中心に親しまれています。
タブリエ・コミュニケーションズが展開する「インターネットラジオステーション<音泉>」、ブシロードグループの「響 - HiBiKi Radio Station -」と並び、長年多くのラジオをネット配信してきました。
上田麗奈、内田真礼、斉藤壮馬ら人気声優の番組も
上田麗奈さん、小原好美さん、内田真礼さん、斉藤壮馬さんなど人気声優の一人しゃべりの番組が多いのも特徴の一つ。
また、曜日ごとに異なる新人女性声優がパーソナリティをつとめる帯番組(現在でいう「A&G NEXT STEP HOOOOPE!」)も、「超!A&G+」ならではです。
番組によってはラジオブースで話す様子が動画配信されており、その画質の悪さもユーザーの間ではお馴染み(?)となっています。
アニメやゲーム、声優だけでなく、近年はコスプレイヤーやVTuberがパーソナリティをつとめるラジオも増えており、人気コスプレイヤー・えなこさんの初冠ラジオ「えなこの○○ラジオ」も、「超!A&G+」で配信されています。
文化放送「リソースの選択と集中」検討して終了決定
文化放送は、「超!A&G+」のサービス終了の理由として、市場のニーズや視聴環境の変化に対応したサービスの向上などを挙げています。
その上で「質の良いコンテンツ提供を持続していくためのリソースの選択と集中」の検討を進める中で、サービス終了を決定したと説明。
今後は「超!A&G+」一部番組の移行を含め、「QloveR」でのコンテンツを拡充していくとしています。
「QloveR」とは、文化放送が2024年4月1日に立ち上げたオリジナル配信プラットフォーム。有料29チャンネル、無料7チャンネルが運営されているほか、同サービス内で「超!A&G+」番組のサイマル配信が行われています。
ブラウザとアプリから利用できるのは「超!A&G+」と同様ですが、新しいサービスということもあってか、「QloveR」の方がデザインやUIなど整理されている印象。文化放送としても「QloveR」に一本化しようという考えがありそうです。
「超!A&G+」番組の継続/移行/終了は順次発表
「超!A&G+」では1月21日から順次、各番組から継続やサービスの移行、終了などが発表されていきます。
3月30日(日)には、「超!A&G+」でのレギュラー放送が終了。そして、3月31日に「超!A&G+」で特別番組を放送、および「超!A&G+」のサービス終了となります。
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