ポケモン新作で“メガシンカ“廃止 批判殺到かと思いきや・・・?

Pokémon Sword and Pokémon Shield Gameplay - Nintendo Treehouse: Live | E3 2019

アメリカ・ロサンゼルスで6月14日(金)まで開催中のE3 2019にて、任天堂が発表したNintendo Switchソフト『ポケットモンスター ソード・シールド』に関する新情報と、その後のファミ通によるインタビューが大きな話題を呼んでいる。(外部リンク

それは、先月に発表された複数のポケモンがゲームタイトルの枠を超えて集まったり、交換できるサービス「Pokemon Home」において『ポケットモンスター ソード・シールド』を行き来できるポケモンを絞ったこと。

さらに、『ポケットモンスター XY』以降からのバトル要素“メガシンカ”と“Zワザ”が廃止されることだ。

この衝撃の情報にネットのざわつきはしばらく収まりそうにない。

大きな転換点

E3の期間中に任天堂が配信した番組「Nintendo Treehouse Live」によると、「Pokemon Home」において、『ポケットモンスター ソード・シールド』を行き来できるポケモンをガラル地方のポケモン図鑑に限定したという。

“ガラル図鑑”にはどんなポケモンが収録されているのかは明らかになっていないが、開発の関係上、登場するポケモンを絞りざるを得なかったことがファミ通のインタビューで語られている。

メガシンカしたポケモン/(C)2014 Pokémon. ©1995-2014 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.

さらに、バトル要素の変更として、『ポケットモンスター XY』以降から登場したバトル要素“メガシンカ”と“Zワザ”が廃止されることが発表された。

“メガシンカ”したポケモンは見た目や能力値が変化し、人気を集めていたが、今回の廃止によって『ポケットモンスター ソード・シールド』では見れなくなってしまうのだ。

ダイマックス化したライチュウ

本作から実装される新要素として、ポケモンを対戦中に1度だけ、3ターンの間のみ巨大化させる「ダイマックス」が発表されているものの、これまでファンを魅了してきたこれらの要素の廃止には多くの悲しみの声が上がっている。

“メガシンカ”がトレンド入り

この一連の発表に“メガシンカ”がトレンド入りする事態にまで発展。

ユーザーからは、「新しい環境に連れて行けることができなくて本当に残念でならない…」「メガ進化もZ技も導入前にはなんなのだこれは感がやばかったけど、廃止するってなったら妙にものがなしい」などの声が挙がっている。

激化したポケモンバトルと、ポケモンへの負担

しかし、“メガシンカ”に関しては、図鑑の説明文を見るとポケモンにかなりの負担がかかっていたことが明らかとなっている。 中には「メガシンカの エネルギーが めぐって ズキズキ 痛んで 苦しいらしい」(メガサメハダー)、「メガシンカの エネルギーを 浴びた胸の 宝石は 膨張し 皮膚を 引き裂いて 飛び出した」(メガヤミラミ)など、かなり残酷な表現も見受けられる。

シリーズを重ねるごとに激化を続けてきたポケモンバトルだが、トレーナーたちが強さを求めるあまり、ポケモンを大切にするということを忘れがちな部分も確かにある。

例えば、「オメガルビー・アルファサファイア」ではあるキャラクターがそういった「強さを求めるトレーナー」像として風刺的に描かれていたりもする。

今回の“メガシンカ”と“Zワザ”の廃止は、公には「開発の都合」ではあるが、あまりにエスカレートしてしまったポケモンの扱いについて省みる機会として用意されたものと考えることもできるのではないだろうか。

一長一短

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