はじめしゃちょー「動画のつくり方」にシバター異論 「本質は違う」

はじめしゃちょー「動画のつくり方」にシバター異論 「本質は違う」
はじめしゃちょー「動画のつくり方」にシバター異論 「本質は違う」

左からはじめしゃちょーさんとシバターさん/画像はそれぞれの動画より

POPなポイントを3行で

  • はじめしゃちょーが「動画のつくり方」動画を公開
  • シバターが反応、異議を唱え自身の見解を示す
  • YouTubeで食べていくための本質とは?
YouTuberのはじめしゃちょーさんとシバターさんがそれぞれ投稿した動画が、2人のファンを中心に注目を集めている。

チャンネル登録者数日本一のはじめしゃちょーさんの「動画のつくり方」をレクチャーする動画に対して、物申す系として知られるシバターさんが「本質は違う」と自身の見解を述べている、というものだ。

日本一のYouTuber はじめしゃちょーのアドバイス

はじめしゃちょーさんは日本一のチャンネル登録者数を抱えるYouTuber。2012年から様々な実験系のネタ動画を投稿して、小中学生といったキッズや女性など、幅広い層から人気がある。

YouTubeが2018年11月からはじめたサービス「YouTube Premium」では、自身が主演する連続サスペンスドラマ『THE FAKE SHOW』も配信中だ(関連記事)。
EP 1「お前は誰だ」| The Fake Showル
トップYouTuberのひとりであるはじめしゃちょーさんが1月17日に投稿したのが、「【必見】日本1のYouTuberが教える動画の作り方講座」という動画。

タイトルからもわかる通り、内容は自身の後輩的な“底辺YouTuber”ことたて面ステーションさんの動画に対して、編集・演出面などをアドバイスしていくというもの。
【必見】日本1のYouTuberが教える動画の作り方講座
内容的には非常にオーソドックスでありながら、「サムネにテキストを入れるべき」「背景に物を置くと知っている人に親近感を抱かせる」など、はじめしゃちょーさんらしいきめ細やかな指摘が随所に見られた。

アドバイス内容とは直接関係ないものの、動画撮影時に約1400人だったたて面ステーションさんのチャンネル登録者数は、今回の動画公開後に1万人を突破している。

はじめしゃちょーのアドバイスに物申すシバター

はじめしゃちょーさんが動画内で語った「動画のつくり方」に対して異議を唱えたのが、動画がたびたび炎上する、いわゆる“物申す系YouTuber”のシバターさん。

元TOKIOの山口達也さんといった有名人やYouTube上で起こった問題などに対して、自身の考えを述べていくのが基本的なスタイルだ。 シバターさんは「売れるためにはどうすべきか、何を目指すべきなのか。そういった実用的、本質的なことを何も言ってない」と、はじめしゃちょーさんの動画に異議を唱えた。

シバターさんいわく、「小手先のテクニックではどうにもならない」部分があり、理由はたて面ステーションさんの動画のネタ自体、すでに多くのYouTuberが扱っているからだという。
【真実】日本1の炎上YouTuberが教える、食える動画の作り方
続けて「実はいま売れているYouTuberは、HIKAKINもヒカルもマホトもはじめしゃちょーも、自分自身も含めて実力はない」と言及。

それでも売れているのは「ひとえに(誰もやっていない状況で)先にはじめたから」と、先駆者ゆえの人気であると持論を展開した。

現在、アイドルや芸人など、いわゆるプロもYouTubeに進出する中で、物申す系、チャレンジ系、ネタ系など、「すでに人気のジャンルを真似しても生き残れない」と語った。

まだ「YouTuber」という言葉が広く浸透していなかった頃と比べ、現在は草なぎ剛さんやカジサック(梶原雄太)さん、本田翼さんなど、芸能人も次々にYouTubeでの活動を開始。

その中で食べていくためのアドバイスとして、はじめしゃちょーさんのアドバイスは適切ではない、というのがシバターさんの主張だ。

では、どうすればYouTuberとして食べていけるのだろうか?

シバターが展望する2019年のYouTuber界

これだけYouTuberの人数が増えた中で、誰の真似でもない自分だけのオリジナルを見つけるのは至難の業だろう。

シバターさんは動画のラストで、YouTuberとして生き残るために本当に必要なこととして、「誰も掘ってない鉱脈を探す」と「ない需要をつくる」の2つを挙げた。

前者「誰も掘ってない鉱脈を探す」については、その難しさを認めつつ「ライバルがいなくて(案件など)数字を持っていそうなジャンル」として、「いまアツいのはゴルフ」とコメント。それに特化したハイクオリティの動画をつくるべきだという。

一方、シバターさんいわく「最近のYouTubeのトレンドになっている」というのが後者の「ない需要をつくる」だ。

その具体的な成功例として、都市伝説系YouTuberグループ・ウマヅラビデオの「人類は宇宙で出産することができるのか!【都市伝説】」、車に関するトーク系YouTuber・綾人サロンの「5000万円の車が迎えに来るホテルが日本に存在する【意外と知らない】」を挙げた。
人類は宇宙で出産することができるのか!【都市伝説】
5000万円の車が迎えに来る ホテルが日本に存在する【意外と知らない】
シバターさんによると、今後、こうしたジャンルがYouTuber界で人気を集めるという。

実践テク、YouTuberの心得、どちらも大事

はじめしゃちょーさんは伸び悩む人への実践的なテクニックを、シバターさんは本質的な有名になっていくための心得を説いた形なので、そもそも趣旨も異なり、それぞれ傾聴すべきアドバイスが詰まっているとも言える。

まだはじまったばかりの2019年のYouTube、新人の登場、事件、スターの誕生と、どのような動きを見せるのか、行く末を見守りたい。

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