大手YouTuber事務所・UUUMが11月14日、親会社のフリークアウト・ホールディングスによる株式公開買い付け(TOB)に賛同する意向を明らかにした。
UUUMは、株主および一部の新株予約権者(第1回、第2回、第3回、第5回、第7回、第13回の新株予約権の所有者)に対し、本公開買い付けへの応募を推奨している。
UUUMは、この株式公開買い付けの後、フリークアウト・ホールディングスの完全子会社となり、東証グロースから上場廃止となる予定だ。
大手YouTuber事務所「UUUM」 YouTuberの時代を牽引
UUUMは、HIKAKINさんやはじめしゃちょー、水溜りボンド、東海オンエアらが所属するYouTuber事務所の代表的存在。
2013年に創業。2017年に旧東証マザーズ(東証グロース)市場に上場している。
しかし近年は、収益の柱であるアドセンス広告収入の悪化などによる業績不調が続いており、2023年8月にはインターネット広告大手のフリークアウト・ホールディングスへの身売りを発表。
フリークアウト・ホールディングスと資本業務提携契約を結び、連結子会社になっていた。
完全子会社化後も経営体制は継続する意向
声明によれば、フリークアウト・ホールディングスは今回のUUUMの完全子会社化により、以下の3つの効果を期待しているという。
1.インフルエンサーマーケティング領域への出資等を通じた戦略的な事業提携による成長加速
2.人材・部門の交流と統合促進による成長のために最適化された組織・人員の編成
3.重複する機能の共通化及びオフィスの統合促進による、さらなる管理コストの効率化等
なお、UUUMの経営体制については、株式公開買い付け後も引き続き、現取締役社長・梅景匡之さんと、取締役兼CFOの安藤潔さんが引き続き担う意向を示している。
この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント