メルカリが『ポケカ』大会開催　カード取引だけでなく対戦環境の提供にも着手

フリマアプリ「メルカリ」を運営する株式会社メルカリは、トレーディングカードゲーム『ポケモンカードゲーム』の大会「メルカリ トレカ杯」を、6月9日（日）にAKIBA SQUAREにて開催する。

招待選手として、ポケモン四天王（第4、5、6期）のみやししさんが大会に参加。生配信される試合のゲスト解説をはじめしゃちょーさん、実況をe-Sportsキャスターの柴田将平さんが担当する。

ベスト32の試合から決勝戦はYouTubeで配信

「メルカリ トレカ杯」への参加費は無料。参加条件は、利用を制限されていないメルカリIDを保有していること。

参加申し込みは5月7日（火）〜5月19日（日）23時59分まで。エントリーサイトで参加を受け付けている。

当日は512名の参加者が対戦し、上位32名の5試合（ベスト32、16、8、4、決勝）は、メルカリの公式YouTubeチャンネルで生配信される。また、優勝者には賞品として、「ポケモンカードゲームBOX」12BOXが贈呈される。

メルカリが『ポケカ』大会を実施する背景

近年、トレーディングカードゲーム市場は伸長し、2022年度の市場規模は約2,349億円、前年比で132.2％まで急成長を遂げている（外部リンク）。

メルカリでもトレーディングカードゲームなど、エンタメ・ホビーのアイテムが多く取引されており、2023年6月時点で全体カテゴリシェアの28％を占める。

メルカリのアンケート（※）によると、「欲しいものが探しやすいから」「品揃えが豊富だから」という理由でトレーディングカードの取り引きが盛んになっているという。

また、メルカリは2023年6月に、株式会社ポケモンと「マーケットプレイスの共創に関する覚書」を締結。高額転売や偽物の販売が問題視される中、メルカリ上でポケモンの商品が安心して取引できる環境の整備が進められた。

※メルカリで月1回以上、トレーディングカードカテゴリのアイテムを閲覧・出品・購入しているユーザー9051人へのアンケート結果（2024年1月10日〜2024年1月17日）

『ポケモンカードゲーム』運営が転売に注意喚起　メルカリと連携、特定出品の削除も

『ポケモンカードゲーム』の公式サイトにて、「フリマアプリ等での強化拡張パック「ポケモンカード151」売買に関する注意喚起につきまして」と題された声明が発表された。

「転売等の営利を目的とした商品購入を固くお断りしております」として、公式が転売行為を指して、明確に注意喚起するという極めて異例の事態に。…

kai-you.net

さらに、メルカリは2024年3月から、出品商品が正規品か否か鑑定するサービス「あんしん鑑定」を提供中。トレーディングカードもサービスの対象となっており、より安心して商品を購入できる仕組みを模索している。

今回「メルカリ トレカ杯」を開催するのは、こうした安心できるトレーディングカードの取引に留まらず、充実した対戦環境をメルカリから提供していくという狙いがある。