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POPなポイントを3行で

  • 現役音大生のシンガーソングライター・長谷川白紙
  • 12月19日(水)発売のデビューCD『草木萌動』レビュー
  • 19才の生命の音を聴かせきる事に成功したデビューEP

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長谷川白紙 デビューCD「草木萌動」レビュー 訳も分からず泣きたくなった

デビューEP『草木萌動』より

現役音大生のシンガーソングライター・長谷川白紙さんのデビューCD『草木萌動』(そうもくほうどう)が12月19日(水)、ついに発売された。

YMOのカバー曲含む新曲6曲が収録された本作は、ULTRA-VYBE(ウルトラ・ヴァイヴ)レーベルからリリースされた。

本作はリスナーに息をつかせる暇も、目を閉じる隙も与えず、19才の生命の音を聴かせきることに成功したデビューEPだ。
長谷川白紙 - 草木

訳も分からず泣きたくなるような作品

訳が分からなくなるほどの洪水のような打ち込みの音数と、その隙間をすくい取って奏でられるシンセサイザーでの和音は脳を痺れさせる。そして、とんでもないリズムに乗った散文調の日本語詞は長谷川白紙の柔らかい歌声と共に、さらに脳を甘く溶かしていく。

物凄い勢いで音数が走り去っていくのに、一音も雑音とならずに、身体にすべてが吸収されていく。

現代音楽やジャズベースのアレンジメントは、長谷川白紙の奏でる楽曲のエネルギーそのままに、リスナーの生命を揺さぶるような高揚感へと繋がっていく。

終盤に収録されているYMOのカバー「キュー」は、長谷川白紙の持ち味であるシンセサイザーの和音が光り輝くアレンジとなっており、若き音楽家の溢れ出る才能と、これまでの音楽家から受け継いだもの、そして、これからの希望を感じさせるアルバム内でのフックとなっている。

嵐のように去ってしまう全編は、終始直接心臓を叩いて訴えかけてくるようなパワーで、気付けばボロボロ泣いていた。

発売の1ヶ月前にネット上で生演奏を披露した際、彼は「前作のEPは自分の皮膚が鏡になったような、自分と対峙した作品だったけれど、今回の作品は自分の中にあるものがなんなのかという、体の一部を切り取ったような大事な作品」と語っていた。

その長谷川白紙の音楽が初めてCDとして形に残り、いま世に放たれた。

現役音大生の音楽家、長谷川白紙とは?

hakushihasegawa_artist-large 2016年頃からSoundCloudなどのインターネット上で作品を発表し、SNSを中心に大きな話題を呼んでいる若き音楽家。

2017年11月にはネットレーベル・Maltine Recordsより、「iPhoneに関する叙事詩」をテーマとしたフリーEP作品『アイフォーン・シックス・プラス』を発表。 先月には映画「月極オトコトモダチ」の主題歌にも起用されているBOMIと入江陽の楽曲『ナニカ feat. 長谷川白紙』として編曲を担当した。
BOMIと入江陽 - ナニカ feat. 長谷川白紙(映画「月極オトコトモダチ」主題歌)(Official Music Video)
そして、本作『草木萌動』は初めてのCD作品であり、19才時に制作・録音されたものである。 ジャケットアートワークは、現代美術家の相磯桃花さんの書き下ろしイラストだ。

すでに、Apple MusicやSpotifyなどのサブスクリプションの解禁もされ、初のMVである「草木」も公開。

熱くほとばしる音楽家の魂を、一人でも多くの人に手にとってほしい。

ネット発の音楽家の溢れ出る才能

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作品概要

『草木萌動』

発売日 2018年12月19日
価格 税抜1,500円、税込1,620円
販売元 ウルトラヴァイヴ

【収録曲】
1.草木(ソウモク)
2.毒(ドク)
3.它会消失(ターフイシャオシー)
4.妾薄命(チエバオミン)
5.キュー
6.はみ出す指(ハミダスユビ)

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