プロ麻雀「Mリーグ」10月開幕 サイバー社長 藤田晋もAbemaチームで参戦

プロ麻雀「Mリーグ」10月開幕 サイバー社長 藤田晋もAbemaチームで参戦
プロ麻雀「Mリーグ」10月開幕 サイバー社長 藤田晋もAbemaチームで参戦

自身もMリーグに参戦するサイバーエージェント社長・藤田晋さん/画像はMリーグ公式サイトより

POPなポイントを3行で

  • プロ麻雀リーグ「Mリーグ」10月開幕
  • サイバーエージェント社長 藤田晋も自チームで参戦
  • 所属選手は8月のドラフト会議で決定
競技麻雀の普及と発展を目的として、10月に開幕するプロ麻雀リーグ「Mリーグ」および一般社団法人Mリーグ機構の発足が発表された。

代表理事にはサイバーエージェント社長・藤田晋さん、最高顧問には日本トップリーグ連携機構・代表理事会長であり日本サッカー協会相談役の川淵三郎さんが就任する。

参加するのは企業チーム7つ、1チームあたりプロ雀士3人のメンバーで80試合を実施。

インターネットTV局・AbemaTVでは全試合を放送するだけでなく、「2014麻雀最強戦」で優勝経験のある藤田さん自身も、サイバーエージェントチーム「渋谷ABEMAS」を率いて参戦する。

「Mリーグ」発足の背景にe-Sportsの盛り上がり

日本国内において麻雀が親しまれ、現在プロ団体に所属するプロ雀士は数千人にものぼると言われる一方で、博打のイメージが強いことやルールの複雑さなどを理由に、麻雀の社会的地位の向上が進みづらかった。
プロ麻雀リーグ「Mリーグ」発足
Mリーグ機構の発表によれば、そうした状況は変わりつつあるという。

2017年4月、麻雀は国際マインドスポーツに認定され、近年はオンライン麻雀ゲームや麻雀の対戦が視聴可能なインターネット動画が登場。また認知症予防に効果があるとして高齢者を中心に健康麻雀が人気を集めるなど、幅広いファン層獲得に向けて追い風となっている。

ほかにも、e-Sports(eスポーツ)がプロ化されるなどスポーツ自体の裾野が広がる中で、プロ麻雀リーグ「Mリーグ」の発足を通じて日本国内においても麻雀の競技化、健全化を図り、社会的地位の向上やファンの獲得を目指す。

参加するのはサイバーエージェントなど7チーム

参加するのはMリーグ機構を構成する7社から生まれた7チーム。

株式会社コナミアミューズメント:KONAMI 麻雀格闘倶楽部(コナミマージャンファイトクラブ) 
株式会社サイバーエージェント:渋谷ABEMAS(シブヤアベマズ)
セガサミーホールディングス株式会社:セガサミーフェニックス(セガサミーフェニックス)
株式会社テレビ朝日:EX風林火山(イーエックスフウリンカザン)
株式会社電通:TEAM RAIDEN/雷電(チームライデン)
株式会社博報堂DYメディアパートナーズ:赤坂ドリブンズ(アカサカドリブンズ)
株式会社U-NEXT:U-NEXT Pirates(ユーネクストパイレーツ) 参加企業・チーム(50音順)

シーズンは10月の開幕から2019年3月まで行われ、1チームあたり年間80試合を戦うチーム対抗のリーグ戦だ。藤田晋さんは「渋谷ABEMAS」を率いて参戦する。

渋谷ABEMAS/画像はサイバーエージェント公式サイトより

各チームのメンバーは3人。プロ団体に所属するプロ雀士の中から、8月7日(水)20時よりグランドプリンス高輪にて行われるドラフト会議を経て所属選手を決定する。

会議はチームごとに各卓に座り指名、3巡目まで行い、希望選手が重なった場合は、チーム代表者が抽選で交渉権の獲得を争奪するルールで行われる。

ここで言うプロ団体とは、日本プロ麻雀連盟、日本プロ麻雀協会、最高位戦日本プロ麻雀協会、麻将連合-μ-、RMUの5団体。なおMリーグでは参加選手の賭博行為を禁止している。

注目のドラフトの模様はAbemaTVで中継される。

Jリーグ初代チェアマンをつとめた川淵三郎が最高顧問に

最高顧問である川淵三郎さんといえば、1993年に初代チェアマンとしてJリーグを立ち上げたことで知られている。

2014年には国内リーグがNBLとbjリーグに分裂したバスケットボールにおいて、国際バスケットボール連盟が立ち上げた特別チームに参加。2016年にはBリーグを立ち上げるなど、スポーツ界へ多くの貢献を果たしてきた。

現在は、Jリーグなどボールを使った9球技を統括する組織・一般社団法人日本トップリーグ連携機構の会長をつとめつつ、日本サッカー協会においても相談役を担当している。

一方、2018年からはじめたTwitterでは、サッカー日本代表をめぐる発言で炎上したことも記憶に新しい。 最後に、川淵三郎さんと藤田晋さん、それぞれのコメントを紹介したい。

麻雀を競技としてプロスポーツにするというMリーグ設立の考えに、長年の麻雀ファンとして強く共感しています。これまでのJリーグやBリーグの立ち上げ、リーグ運営を通して培った経験を活かして、新たなプロスポーツとして麻雀を大きく盛り上げていきたいと考えています。10月に開幕するMリーグのこれからの未来にご注目ください。 最高顧問 川淵三郎

運の要素が大きいと思われている麻雀という競技ですが、実は長期のリーグ戦になればなるほどほぼ実力通りの順位に決着がつきます。今現在、日本国内には二千人を超える麻雀プロが存在します。その中でもトッププロと呼ばれる一握りの実力上位のプロ同士による、磨き抜かれた技術と精神力を競い合う対局は、大変な見応えがあります。麻雀は観戦するコンテンツとしても大きな可能性を秘めています。皆さま、これからMリーガーとなる選手たちの活躍にどうぞご期待下さい。 代表理事 藤田晋

変わりつつあるスポーツの形

この記事どう思う?

この記事どう思う?

組織情報

一般社団法人Mリーグ機構

【役員(予定)】
最高顧問
日本トップリーグ連携機構 代表理事会長 
日本サッカー協会 相談役 川淵三郎
代表理事  株式会社サイバーエージェント 代表取締役社長 藤田晋
理事 株式会社コナミアミューズメント 代表取締役社長 沖田勝典
理事 株式会社セガ・インタラクティブ 代表取締役副会長 山下滋
理事 株式会社テレビ朝日 代表取締役社長 角南源五
理事 株式会社電通 執行役員 石川豊
理事 株式会社博報堂DYメディアパートナーズ 取締役常務執行役員 五十嵐真人
理事 株式会社U-NEXT 代表取締役社長 堤天心
所在地
東京都渋谷区
活動開始
2018年7月

関連キーフレーズ

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。