アニプレックスとLive2Dが業務資本提携 長編アニメ映画を制作

アニプレックスとLive2Dが業務資本提携 長編アニメ映画を制作
アニプレックスとLive2Dが業務資本提携 長編アニメ映画を制作

POPなポイントを3行で

  • アニプレックスとLive2D社が業務資本提携
  • Live2D技術を活用した長編アニメーション制作を始動
  • Live2Dは長編アニメ制作に向け採用強化
アニプレックスは映像技術「Live2D」を保有するLive2D社の両者は業務資本提携を行い、Live2D技術を活用した長編アニメーション制作を始動すると発表した。

あわせてアニプレックスがLive2D社の株式の過半数を取得したことも明らかになっている。

バーチャルYouTuberも使ってるLive2Dとは?

Live2Dは2次元でしか表現できない魅力的な「絵」を、絵のままでダイナミックに思い通りに動かすことを目指し、3Dとまったく異なるアプローチによって実現した映像技術。
alive 2016 - Live2D Creative Studio 2016 Showreel
3Dモデルをつくる必要もなく、また動かすために何枚も絵を描く必要もない。必要なのは、原画をパーツごとに分けた画像データだ。
【公式】カンタンな図形で覚えるLive2D Cubismの基本
これまで、国内外300以上の映像、ゲーム、アプリといった商品タイトルで使われており、2017年の世界のパブリッシャー上位10社のうち70%が、国内上位52社のうち87%がLive2Dを採用したコンテンツをリリースしているという(外部リンク)。

『トーキョー セブンスシスターズ』や『あんさんぶるスターズ!』など、人気のスマートフォンゲームにもLive2D技術が導入されている。
『あんさんぶるスターズ!』CM 零編
最近急速に数を増やしているバーチャルYouTuber(VTuber)にも使用されており、「筋肉系バーチャルYouTuber」としてデビューしたげんげんこと源元気もその1人だ。
げんげん初めての動画投稿ヽ( ´▽)ノ

Live2Dは長編アニメ制作に向け採用強化

発表によると、アニプレックスとLive2D社は、新しい映像表現でのアニメ作品制作に取り組むという目標を共有。業務資本提携は、その大きな目標を実現するため、持続的な協業関係を構築し、長編アニメ映画制作に挑戦することを目的としている。

Live2D社は提携を機に、ソフトウェアの開発と全世界に向けた提供をさらに加速させるため、本発表後から採用活動を強化。

Live2Dの開発に携わるエンジニア、長編アニメ制作に従事するデザイナーをはじめ、幅広い職種の人材採用を開始する。

ゲームを中心としたリアルタイム表現、そしてアニメによる映像表現に関わる2Dクリエイターにとって理想的な「描きたい通りに描き、動かしたい通りに動かす」未来を実現していく。

アニメやアプリゲームにおいて広く利用されているソフトウェア『Live2D』を有するLive2D社と話し合いをしていく中で、同社の技術を駆使した長編映像制作を行いたいという熱意を強く感じました。今回の提携によりアニプレックスはLive2D社のビジネスを支援しながら、ともに映像技術をさらに進化させ、さらなる映像表現を追求していけば全く新しい映像作品ができると確信しております。長い道のりかもしれませんが、ぜひご期待ください。 アニプレックス 代表取締役 岩上敦宏 コメント

Live2Dは国内外のアプリゲームを中心に普及が進んでいます。今回、エンタテインメント事業を全世界規模で展開するアニプレックスとの提携により、長編アニメーション映画制作に挑戦する機会をいただきました。アプリゲーム業界向けのツール開発をこれまで以上に加速させつつ、革新的な映像表現と、それを実現する技術を提供することで、2Dコンテンツ、そしてそれを支えるクリエイターの発展に貢献出来ると確信しております。 Live2D社 代表取締役 中城哲也 コメント

バーチャルYouTuberにも使われるLive2D

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