先行配信で数々の記録を打ち立てている、シンガーソングライター・米津玄師さんによる「Lemon」のMVが公開された。
映像作家の山田智和さんが手がけ、“レクイエム”をテーマに教会で撮影されている。
TBS金曜ドラマ『アンナチュラル』の主題歌として話題の同曲のMVには、“祈るように歌を捧げる米津玄師の強い想い”が込められているという。ハチ MV「マトリョシカ」HACHI / MATORYOSHKA
例えば2017年の活動だけに絞っても、菅田将暉さんとの「灰色と青(+菅田将暉)」、ラッパー・DAOKOさんとの「打上花火」、ボカロPであるハチ名義の「砂の惑星」など、印象的な楽曲を世に送り出している。
DAOKO × 米津玄師『打上花火』MUSIC VIDEO
そして、2018年、アーティストとしてのさらなる飛躍を予感させているのが「Lemon」の爆発的なヒットだ。
iTunesやレコチョクといった各配信サイトでデイリーランキング1位を獲得しトータルで21冠、ウィークリーランキングでも13冠を達成。その勢いは止まらず、3月5日付の同ランキングにおいても、累積30万DL・2週連続10万DL超えという史上初の記録を更新中だ。
爆発的なセールスの背景には、ドラマとのタイアップが挙げられる。
石原さとみさん主演、野木亜紀子さん脚本によるTBS金曜ドラマ『アンナチュラル』の主題歌に起用され、自身初のドラマ主題歌を手がけるということで放送前から注目が集まっていた。
ドラマのために書き下ろされ、イントロなしでブレスからいきなり始まる「Lemon」は、『アンナチュラル』本編において毎回印象的な使われ方をしている。
法医解剖医の活躍を描く『アンナチュラル』に共鳴した歌詞も、「失われてしまったかけがえのないもの」というテーマに説得力を持たせるのに一役買っていると言える。 そのため、これまでの米津玄師ファンだけではなくドラマ視聴者からも好評を博している。
ドラマと音楽との深い共鳴、それによる作品や音楽のバイラルヒットという点においては、野木亜紀子さんが同じTBS系列で2016年に手がけた『逃げるは恥だが役に立つ』も記憶に新しい。
星野源さんによる主題歌「恋」はネット上で踊ってみたダンスが盛り上がり、ドラマ人気と合わせて社会現象となった。『逃げるは恥だが役に立つ』と「恋」同様、『アンナチュラル』と「Lemon」もまた、双方の盛り上がりが良い作用を呼んでいる。米津玄師 MV「春雷」Shunrai
今回公開された「Lemon」のMVを手がける山田智和さんは、サカナクションや水曜日のカンパネラらのMVでも知られる映像作家。本人コメントと合わせて、“レクイエム”をテーマにしたMVは必見だ。
映像作家の山田智和さんが手がけ、“レクイエム”をテーマに教会で撮影されている。
TBS金曜ドラマ『アンナチュラル』の主題歌として話題の同曲のMVには、“祈るように歌を捧げる米津玄師の強い想い”が込められているという。
元ボカロP、活動の領域を拡張し続ける米津玄師
もともとニコニコ動画でボカロP「ハチ」として活動していた時から「マトリョシカ」「パンダヒーロー」といった名曲を残しその才能は注目されていたが、米津玄師として2012年にメジャーデビューして一層活動の幅を広げ続けてきた。「Lemon」のヒット、ドラマ「アンナチュラル」との共鳴
3月14日(水)にシングルCDとしてのリリースが控えている「Lemon」は、2月12日に先行配信され、数々の記録を打ち立てている。 2月26日付のオリコン・デジタルシングルウィークリーランキングで初週売上23.6万DLを記録し、発売初週でのDL数・累計DL数双方の歴代記録を塗り替えた。iTunesやレコチョクといった各配信サイトでデイリーランキング1位を獲得しトータルで21冠、ウィークリーランキングでも13冠を達成。その勢いは止まらず、3月5日付の同ランキングにおいても、累積30万DL・2週連続10万DL超えという史上初の記録を更新中だ。
爆発的なセールスの背景には、ドラマとのタイアップが挙げられる。
石原さとみさん主演、野木亜紀子さん脚本によるTBS金曜ドラマ『アンナチュラル』の主題歌に起用され、自身初のドラマ主題歌を手がけるということで放送前から注目が集まっていた。
ドラマのために書き下ろされ、イントロなしでブレスからいきなり始まる「Lemon」は、『アンナチュラル』本編において毎回印象的な使われ方をしている。
法医解剖医の活躍を描く『アンナチュラル』に共鳴した歌詞も、「失われてしまったかけがえのないもの」というテーマに説得力を持たせるのに一役買っていると言える。 そのため、これまでの米津玄師ファンだけではなくドラマ視聴者からも好評を博している。
ドラマと音楽との深い共鳴、それによる作品や音楽のバイラルヒットという点においては、野木亜紀子さんが同じTBS系列で2016年に手がけた『逃げるは恥だが役に立つ』も記憶に新しい。
星野源さんによる主題歌「恋」はネット上で踊ってみたダンスが盛り上がり、ドラマ人気と合わせて社会現象となった。『逃げるは恥だが役に立つ』と「恋」同様、『アンナチュラル』と「Lemon」もまた、双方の盛り上がりが良い作用を呼んでいる。
「Lemon」MVを手がけるのは映像監督・山田智和
そして、2017年に発売された『BOOTLEG』から公開された「春雷」MVでも美術家・Houxo Que(ホウコォキュウ)さんの作品を取り入れるなど、気鋭クリエイターとのコラボを果たしてきた米津玄師さん。自分にはどうしても映像で残しておきたいものがあります。
あっという間に消費し、忘れ去っていく中で、なんとか記憶を残したいのです。 それが自分自身の思い出や、変わりゆく街への僕なりの表現に繋がっていることに、この楽曲に触れて改めて気付かされました。
現実を覆う光は複雑に重なり合って、見え難かったり、直視出来なかったりするのだけれど、今でも確かに輝く、綺麗な光が僕にも見える時があります。山田智和さんコメント
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