その中でも、KAI-YOU.netでは「東京ゲームショウ2015」で披露した『メタルギアソリッド』の雷電コスプレが話題になったまさじさんに注目。
コスプレ、そして機構の圧倒的完成度の高さは、『Metal Gear Online』公式アカウントにも捕捉されるほどでした。 今回のコミケで、ミリタリープラキットシリーズ「リトルアーモリー」の朝戸未世のコスプレ写真を収めたROM『M/A -Miniature Armoury-』を頒布する彼女と、衣装をくまんぼさんに、メールインタビューを実施!
さらに、銃器をはじめ装備類の監修をつとめたくまぼんさんにも、本格仕様を実現するための工夫をお聞きしました。
海外から取り寄せたタクティカル装備
まさじ 「銃火器×女子高生」がテーマの作品なので、日常と非日常が絶妙なバランスで折り重なってるイメージで制作しました。
コミックマーケット91で頒布された『コスプレ リトルアーモリー』
━━以前の雷電コスプレのガジェットも話題になりましたが、今回のこだわりは?
細かなディテールを忠実に再現しているので、ミリタリーやサバイバルゲーム好きの方にも、楽しんでいただけると思っています。
━━そこまで本格的だと、金額的に結構な額になったのでは?
くまぼん 銃だけで8万円、装備を含めると15万円ほどですね。銃は東京マルイのM4A1をベースに、ナイツフォアグリップ、PEQ15(レプリカ)、照準器にACOG-TA31(レプリカ)といったカスタムを施しています。
照準器は原作の色を取り寄せる余裕がなかったので、照準器自体を塗装しました。銃にオプションを取り付けるためのレールは、少しでも雰囲気を出したくて実物のレール(M4用実レール)を使っています。
くまぼん 最初の原作絵だと、キャラクターが着けているチェストリグは、肩紐にパッドがないタイプだったんです。まったく同じ製品がなかったので、どうしようかと。
最終的に、タクティカルテイラーという会社のMAV1P/ MODULAR ASSAULT VEST 1P PANELというチェストリグを使って、なんとか原作絵に寄せられたと思います。
━━本格仕様を身に着けたうえでの撮影、振り返ってみていかがですか?
まさじ 靴の履き心地は超良かったです(笑)。実際の人間工学に基づいて、しっかりつくられたものを使わせていただきました。
とはいえ、とにかく使用する装備が本物志向なので、めちゃくちゃ重かったです! 実際の戦闘で使われるものよりは軽くつくられてるとはいえ、結構身体に響くものがありましたね。
だから、というわけではないんですけど、最近は身体づくりにハマっています。コスプレイヤーの場合、作品をつくり上げていくためには、自分自身も重要なツールのひとつなので。知り合いのコスプレイヤーさんも「筋肉は嘘をつかない」と言っていましたし(笑)。
まさじ 余裕があれば音楽ジャンル、特にEDMの被り物コスプレなどをやりたいです。GalantisのSeafoxとか(笑)。
私のコスプレは1人では完成しないので、様々なジャンルの人と、コスプレを通じて新しいものをつくり上げていきたいです。あと個人的に、計画通り物事を成し遂げる力を身に着けたい……(汗)。
━━ありがとうございました!
まさじさんのROM『M/A -Miniature Armoury-』は8月11日(金)に、東地区き33b、サークル・いちごあましまろで頒布されます。
なお、まさじさんは、9月23日(木)・24日(金)の「東京ゲームショウ2017」、10月に開催される関西機械要素技術展やメカトロテックジャパンにも参加予定とのこと。