生ける廃墟「ピエリ守山」の街に、新施設「チカ守山」誕生

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生ける廃墟「ピエリ守山」の街に、新施設「チカ守山」誕生
生ける廃墟「ピエリ守山」の街に、新施設「チカ守山」誕生

「チカ守山」公式サイトのスクリーンショット

2月14日(金)、滋賀県のJR守山駅前の再開発ビル「セルバ守山」地下1階に、商業施設「チカ守山」がオープンする。

守山の商業施設といえば……

「ピエリ守山」公式ホームページのスクリーンショット

滋賀県守山市の商業施設といえば、「ピエリ守山」を思い浮かべる方も多いのではないだろうか。

このピエリ守山は、2008年9月にオープンした大型ショッピングモール。開業当初は200店舗が入り、賑わいを見せていたものの、周辺にイオンモール草津などの競合施設が相次いでオープンするにつれ、急速に客足が遠のいていった。合わせてテナントも続々撤退し、いつの間にか、現在ホームページで確認できるのは、カフェ、宝くじ店、ペットショップ、旅行代理店の4店舗のみになってしまった。

ほぼ客がいない状態となってもなお、経営を続けていることから、最近では「生ける廃墟」として話題を集めている。 大きな地図で見る
〝びわこクルージングモール〟ピエリ守山は琵琶湖のほとりに位置する。

12年振りの復活

この度新しくオープンする「チカ守山」は、レストランカラオケでお馴染みのシダックスグループが総合プロデュースを行う。場所はJR守山駅西口に直結する「セルバ守山」の地下1階で、ここは2002年に県内大手スーパーの平和堂が撤退して以来、12年振りの営業となる。

チカ守山は、スクールや会議、カラオケパーティーなど多目的に利用できる「シダックスカルチャーコート」、ヨーロッパ風カフェ「チカカフェ」、授乳室や遊具などを設置した子育て交流ゾーン「Sキッズフロア」、地産地消をキーワードに地元の農産物を販売する「守山市場」、コンビニエンスストアの「コミュニティショップ」の5つの店舗と、待ち合わせや休憩に利用できる「パブリックスペース」を構え、2月14日のバレンタインデーにオープンする。

なお、2月14日から16日までの3日間は、オープン記念特典として、公式ホームページに掲載されているクーポンを印刷して持参すると、上記5つの店舗で優待を受けることができる。 大きな地図で見る
チカ守山からピエリ守山までは、車でおよそ20分。

ネット上では、あのピエリ守山の街ということで、経営を不安視する声もあるが、一方で守山の活性化に期待する声もある。駅チカな分、チカ守山に地の利はありそうなものだが、果たして……!

文:たかはしさとみ
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