編集者/ライター/漫画原作者の竹熊健太郎さんによる小説『竹熊の野望 インターネット前夜、パソコン通信で世界征服の実現を目論む男の物語(仮)』(以下、『竹熊の野望』)が、2月25日(木)に刊行される。
本書は、90年代を代表するパソコン誌『EYE-COM』での竹熊さんの長期連載をはじめて単行本化したもの。
漫画をはじめオタク文化を題材にした執筆・評論活動を中心に展開し、自身のオタク体験を題材にした半自伝『私とハルマゲドン おたく宗教としてのオウム真理教』や、ジャンルレスな偉人たちへのインタビュー集『篦棒な人々 戦後サブカルチャー偉人伝』を執筆。
また、漫画原作者として、漫画家・相原コージさんとの共著『サルでも描けるまんが教室』や、羽生生純さんが作画をつとめた『ファミ通のアレ(仮題)』を刊行した。
インターネットが普及する以前、世界征服を企てる主人公・竹熊が、パソコン通信で草の根ネット(全国規模ではない小規模な掲示板など)を舞台に繰り広げる壮大なストーリーとなっている。
竹熊を閣下とあがめる謎の大男・斉藤や、謎の女子校生・くみりん、夕焼け級長、うさちゃん1号、煽情の狼、やまちちなど、ユニークなネットの住民たちが多数登場する。
文字通り黎明期の闇が凝縮された、パソコン通信時代のネットバトルや炎上、成りすましなど、今現在とあまり変わらない部分もあったかつてのネット事情を垣間見ることができる。
本書では、羽生生純さんによる連載時のイラストも掲載。本編に登場する当時のネット用語は、連載時にコラムを担当していたライター・スタパ斎藤さんが新たに注釈を執筆。
また連載を振り返る関係者の座談会も収録するボリューミーな内容となっている。
本書は、90年代を代表するパソコン誌『EYE-COM』での竹熊さんの長期連載をはじめて単行本化したもの。
オタク第一世代の編集家・竹熊健太郎さん
竹熊健太郎さんは、現在、多摩美術大学で教鞭をとるかたわら、無料オンラインコミックマガジン『電脳マヴォ』の編集長をつとめている。漫画をはじめオタク文化を題材にした執筆・評論活動を中心に展開し、自身のオタク体験を題材にした半自伝『私とハルマゲドン おたく宗教としてのオウム真理教』や、ジャンルレスな偉人たちへのインタビュー集『篦棒な人々 戦後サブカルチャー偉人伝』を執筆。
また、漫画原作者として、漫画家・相原コージさんとの共著『サルでも描けるまんが教室』や、羽生生純さんが作画をつとめた『ファミ通のアレ(仮題)』を刊行した。
インターネット前夜、98とISDNを使ったパソ通で世界征服!?
私は余りの恐ろしさに黙って閲覧するだけでしたので炎上とは無縁でしたが、インターネット以前に既に炎上やネットの嫌がらせの全てを見ることができました。これが「竹熊の野望」の中のネットバトル描写に反映されています。
— 竹熊健太郎《一直線》 (@kentaro666) 2016, 1月 22
小説『竹熊の野望』は、1993年から1996年にわたり『週刊アスキー』の前身である週刊誌『EYE-COM』での連載小説を、20年以上の時を経て単行本化したもの。インターネットが普及する以前、世界征服を企てる主人公・竹熊が、パソコン通信で草の根ネット(全国規模ではない小規模な掲示板など)を舞台に繰り広げる壮大なストーリーとなっている。
竹熊を閣下とあがめる謎の大男・斉藤や、謎の女子校生・くみりん、夕焼け級長、うさちゃん1号、煽情の狼、やまちちなど、ユニークなネットの住民たちが多数登場する。
文字通り黎明期の闇が凝縮された、パソコン通信時代のネットバトルや炎上、成りすましなど、今現在とあまり変わらない部分もあったかつてのネット事情を垣間見ることができる。
本書では、羽生生純さんによる連載時のイラストも掲載。本編に登場する当時のネット用語は、連載時にコラムを担当していたライター・スタパ斎藤さんが新たに注釈を執筆。
また連載を振り返る関係者の座談会も収録するボリューミーな内容となっている。
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