女性を器に見立て、料理を飾る「女体盛り」。この言葉を聞くに、どこか淫猥で悪趣味な印象を浮かべるかもしれません。
しかし、上記の写真を見ての通り、NYOTAIMORI TOKYOが提供する「女体盛り」は、単に女性の裸体に料理を飾るだけでなく、空間や音楽、食材にモデル、メイクなど、あらゆる演出にこだわったアート表現の1つ。
2015年2月にサービスをスタートし、パーティーやイベントに華を添える存在として、訪日・在日外国人からのオーダーをメインに活動してきました。
今回は、そんな海外からの評価を胸に、代表をつとめるMyuさんが「改良をほどこしてみなさまに披露できるレベルになった」と語るほど、満を持しての日本向けのお披露目パーティー。数々のポップな女体盛りを創りあげてきたNYOTAIMORI TOKYOによるパフォーマンスをレポートします!
text:松本塩梅
オリエンタルな雰囲気の空間に佇む寿司カウンター
2階にあるエントランスを過ぎ、螺旋階段に沿って降りていくと、会場はドレープな布で装飾されたオリエンタルな雰囲気。テーブルには小さなキャンドルで灯された竹筒が並び、「にぎり寿司」のちょうちんが目を惹く寿司職人の出張カウンターも。会場奥にはNYOTAIMORI TOKYOによるこれまでの作品がパネルで展示され、来客を出迎えます。
寿司カウンターの前には、ちょうど人ひとりが横たわれるであろう赤い寝台。どこか中華のテイストを感じる小さな枕が、器になる女性を待ち望んでいるかのようです。
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