「失禁」が疑似体験できるなど、ユニークすぎる発想のコンテンツが実際に体験できるとあって開始前から大きな注目を集めている。
9月10日(木)には展示以外にも出展企業の紹介、特別講演「日本VRの黒歴史」、論文賞/IVRCの表彰式、9月11日(金)には、IVRC参加作品の展示が一般公開され、「VR観客賞」の表彰式も行われる。
会場は芝浦工業大学豊洲キャンパスで、入場は無料となっている。
「IVRC2015」とは?
「IVRC2015」は、学生が企画・制作したインタラクティブ作品の新規性・技術的チャレンジ・体験のインパクトを競うコンテスト。1993年から開催されており、これまでにもVRの既成概念を拡張していくような、独創的でユニークな作品が数多く生み出されてきた。
参加チームは、第一線の研究者を中心とするスタッフと関わりながら、約半年間、新発想な作品・VRシステムを企画し、実際にデバイス/コンテンツ制作を行ない、完成した作品の体験型展示を通じて審査・受賞作を決定する。
興味深すぎるぞっ! 2015年ラインナップ!
2015年度の予選審査参加作品をいくつかご紹介!「Chocolat Display」チーム:フォンデュ大作戦 (筑波大学)
筑波大学のチーム・フォンデュ大作戦は、インタラクティブかつ食べられるプロジェクションマッピングとしてチョコレートファウンテンに映像を投影した「Chocolat Display」を提案。液状のホワイトチョコを用いることで、映像を鮮明に投影させる。投影したコンテンツに対して、食材をつけるディップや、食材を抜き出すプルなどの操作によってコンテンツを変化させる。
「おくのて」 チーム:IdioMEN (筑波大学)
筑波大学のチーム・IdioMENは、「喉から手が出るほど欲しい」という慣用句をヒントに、喉部に装着する力覚提示デバイスと頭部に装着する視覚提示デバイスを用いた「おくのて」を提案。喉から手が出る感覚を再現・体験できる。「他己揚げ」 チーム:凧 揚太郎 (慶應義塾大学)
慶應義塾大学のチーム・凧 揚太郎は、バーチャルな空間で凧揚げを実現。かつて凧を移動手段の一つとして利用していた忍者のごとく、その凧に乗っているような感覚で操作するデバイス「他己揚げ」を開発する。「ユリアラビリンス」 チーム:失禁研究会 (電気通信大学)
電気通信大学のチーム・失禁研究会は、尿意提示デバイス「ユリア」を使ったエンターテイメント作品「ユアラビリンス」開発。体験者の腹部への圧迫感、背部への振動、首筋への冷感、股間部への温かさの提示により尿意および失禁感を再現。また、体験者の体内に胃や腸をモデルにした迷路をつくり、飲み込んだ水が尿となり排泄されるまでの流れを視覚的に体験できるという。
「バーチャルうなぎ」 チーム:箱入りナマズ (大阪大学大学院)
大阪大学大学院のチーム・箱入りナマズは、バーチャルリアリティによって昔から日本で親しまれてきた「うなぎつかみ」を現代に蘇らせることを目指し、そのために必要な要件として「ぬめり感」と「うなぎらしい動き」を提示する「バーチャルうなぎ」を発表する。※画像はすべて「IVRC2015」公式Webサイトより
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イベント情報
「IVRC2015」実演展示イベント
- 会場
- 芝浦工業大学 豊洲キャンパス 交流棟4階 401教室・402教室
- 住所
- 東京都江東区豊洲3丁目7番5
スケジュール
9月9日(水)
11:15 – 12:45 IVRCオーガナイズドセッション(VR学会大会参加者のみ、Room E)
9月10日(木)
9:15 – 12:30 審査コアタイム(一般の方入室不可)
12:30 – 15:00 IVRC展示(一般公開、401/402教室)
15:30 – 16:00 VR学会大会 大会長挨拶・出展企業紹介(一般公開、交流棟6F大講義室)
16:00 – 17:30 大会【特別講演】「日本VRの黒歴史」(一般公開、交流棟6F大講義室)
17:30 – 18:00 論文賞表彰式・IVRC表彰式(一般公開、交流棟6F大講義室)
18:15 – 20:15 懇親会(大会参加者のみ、交流棟3Fカフェテリア)
9月11日(金)
9:15 – 15:00 IVRC展示(一般公開、401/402教室)
15:00 – 15:10(予定) VR観客賞表彰式
決勝大会:日本科学未来館
設営:10月23日(金)
展示:10月24日(土),10月25日(日)(変更の可能性もあります)
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