映画『テッド2』をポップに楽しむための、ドープな6つのアメリカ事情

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その3:アメリカ人の間の常識を知る

トム・ブレイディさん/公式Facebookページより

皆さんは、この「トム・ブレイディ」という方をご存知でしょうか。

彼は本作にカメオ出演(友情出演)しているのですが、私たち日本人にとっては、単に映画にちょこっと出演しているイケメン……程度の印象しかおそらくないでしょう。

実は彼は、マサチューセッツ州を本拠地とするアメフトチーム「ニューイングランド・ペイトリオッツ」のクォーターバック(アメフトの花形ポジション)をつとめるアメフトのスーパースターで、リーグとスーパーボウル(アメリカ中が盛り上がるアメフトの一大試合。ハーフタイムショーが豪華なことで有名です)両方でMVPを獲得した、史上2人のうちのひとりという、アメフト好きのアメリカ人なら誰でも知っている有名人なのです。

さらに奥さんは、アメリカの女性向けファッションブランド「ビクトリアズ・シークレット」のモデルとしても活躍するジゼル・ブンチェンさんという、誰もが憧れる人気者です。

そんな彼は本作で、少しの間ですが彼らしい面白いシーンに出演しています。どのような役柄でどのシーンに出演しているのかはネタバレになってしまうので伏せておきますが、彼のことを知ったあなたならすぐに気づけるはずなので、ぜひお楽しみに!

その4:アメリカのマリファナと学生事情を知る

アメリカの大学生のパーティー/「Party Lockdown」Facebookページより

次に、前作『テッド』でも描かれていたマリファナとアメリカの大学生活についてご紹介。

日本では違法薬物として取り締まられているマリファナは、アメリカの一部の州を除いては合法となっており、かなりの量が流通しています。英語では "weed" と呼ばれており、アメリカの若者、特に大学生の間では、例えるならばお酒やタバコのような嗜好品として親しまれているのです。

本作『テッド2』では、『マンマ・ミーア!』や『レ・ミゼラブル』など日本でも大人気の女優、アマンダ・セイフライドさん演じる弁護士・サマンサの大学の話で、テッドとジョンが盛り上がるシーンがあります。

それは、彼女がいわゆる「パーティースクール」出身だったからなのです。

「パーティースクール」とは、勉強そっちのけでパーティーに明け暮れる学生たちが集まる大学のこと。そこでは大学の寮やシェアハウス、クラブやビーチなどで毎週末パーティーが開かれています。お酒やタバコ、時にはマリファナなどで(少し危ない方向に)盛り上がるといったことも……。

サマンサの出身校は、まさにその典型として有名な大学であり、それを知っているアメリカ人は「ああ、あのパーティースクールね!」と納得するのです。

弁護士という一見お堅い職業のサマンサが、まさか全米でも有名なパーティースクール出身で、大学時代は毎週末マリファナやアルコールに明け暮れていたと知ったら……もう皆さんお分かりですよね。

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