一見なんの変哲もない、ホビーやゲームのオークションのように見えるが、カードゲームの出品に関わらずカードの内容について一切触れられていないこと、カードを枚数やレア度ではなく「重量」で表現していること、さらに説明文の不穏さをめぐり、多くのデュエリスト(『マジック・ザ・ギャザリング』のプレイヤーを指す)を震撼させている。
商品説明文
なお、出品当初は3000円からのスタートだったが、1月7日(水)20時の段階で入札も多数入り、201,000円まで価格が上がっている。夫の実家にあったカードゲームの処分品です。
全部で23kgあります。
ヤマト着払い限定でお願いします。
160サイズになります。 ヤフオク!「マジックザギャザリング処分23kg」より
まさか勝手に捨てられちゃうの!?
『マジック・ザ・ギャザリング』は世界初のトレーディングカードゲームとして、登場以来、各国で根強い人気を誇っている。日本でもその人気は強く、毎週のように各地のカードショップなどで大会が開催されるなど、多くのプレイヤーを虜にしている。しかしながら、標準基準である「スタンダード」と呼ばれるプレイ環境では、使えるカードセットが1年ごとのサイクルでがらっと入れ替わるため、これまでのカードが一気に使えなくなることや、最新のカードセットを揃えるのが大変なことがネックとなり、今回のようにオークションで大量に処分されるケースも少なくない。 ただ、今回大きな話題となっているのは、出品者がカードゲームのことを全く知らない人であると推測でき、さらには「夫の実家にあったカードゲーム」と言及されていることから、夫の大切な趣味であるカード(しかも23kg分をも)を勝手に処分しようとしているのでは、とも考えられることが理由。夫を心配する声さえ挙がっている。
『マジック・ザ・ギャザリング』のプレイヤーは非常に熱心な人が多く、カードを集めるために数十万円をつぎ込む人も少なくない。
自主的な引退ではなく、強制的に辞めさせようとした場合、大変な惨事になることが予想されるため、もし近しい人に辞めさせたい場合はしっかりと相談してからにしたほうがいいだろう。取り返しのつかない事態になってしまう。
追記
記事を公開したあとに、ヤフオク!質問欄に、出品者からコメントが残されていた。とのことだ。すでにオークション価格も280,000円に到達。高価なカードはないだろう、とのことだが、果たして23kgもの膨大な量でそんなことはあるのだろうか。この回答によって逆に不可解さを感じざるを得ない。これまでの質問内容が全て同じなのでまとめて回答致します。 出品したカードは主人の実家に保管してあったカードで、実家から邪魔だから処分してくれと何度か要求されていたものだそうです。 私がYahooプレミアムのアカウントを持っていたため、主人に頼まれて出品したものになります。 実家で梱包し、家族に配送を頼んだため、中身のカードは詳しく分かりませんが、主人曰く高価なカードは無いだろう、とのことです。 オークションの出品は初めてでしたので、説明が足りずに申し訳ありません。
この記事どう思う?
0件のコメント